非現実の王国で ヘンリーダーガーの謎
不遇の生涯と孤独な死。
死後発見された膨大な絵巻と1万ページに及ぶ妄想のストーリーで一躍アーティストとして注目を浴びたヘンリー・ダーガーについてのドキュメンタリー。
ドキュメンタリーとしては、彼自身の情報が少ないためか、いまいちダーガーに肉薄できていない。
ダーガー自身の人となり、という側面にいっそ光を当てず、
彼が孤独の中どのように作画の手法を確立していったか?
試行錯誤の形跡は作品にどのようにもたらされているか?
作風の変化はどのようにもたらされているか?
などといった「作品」に関するアプローチを、
科学的な立場からの検証なども まじえながらもっと深めていければ良かったと思う。
ダーガーの作画をアニメ化した部分については楽しめたので、
もっと資金を投入して怪しき妄想の世界の一大スペクタクルをつくりあげてほしかったかな^^。
<ポップ×隠微> と表すことのできるか、と思われる作風の絵にはすごく惹かれるものを感じます。
ヘンリー・ダーガー入門に最適の映画。
- 2008/04/16登録
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