Stataによる社会調査データの分析
米国のPolitical ScienceじゃRと並んでスタンダードな印象のあるStata、日本ではいまいちメジャーになりきれていないようである。
大学の先輩および同期と書いた本、自分が書いたのは9章の「ウェイトの利用」という章。思えば大学の2年生のときに社会心理学に進学することが決まってSASを使ったデータ分析の授業が始まったわけだけど、それいらい、いくつかのプログラムを渡り歩いて今ではこのStataがメインで時々、複雑なプログラムを書く際はRも使うといったところ。
Stataは本当に柔軟で速くて、使いやすくて、それに安い(まるで牛丼だ!)SPSSなんかは業突張りでとんでもない価格を最近は要求してくるのだけど、遥かに良心的である、Stataは日本語のラベルなんかはいまだに使えなかったりするけど。
この本のよいところは、本当に自分たちが使う点に注目して書いたところ、すなわち社会科学系の調査データを取ったり、集計したりする人間にとっては便利なのではないかと思う。
このStataはかなり初歩からデータ分析の中心となる部分を説明してあるのである。余り力技の処理は書いてないのだけど、これは丁寧にデータ分析をするアカデミックな利用が最初に念頭にあるからそれで良いのである。色々な回帰分析のやり方がこれほど書いてあるのは、普通の心理や社会学系の本じゃないだろうから良いんじゃないかな。
Stataのすごい点は、利用者が書いたプログラムの多くを無料でダウンロードできる点である。(Rにもこの機能はある)、SPSSなんかだとお金を追加で払わなくてはいけないようなプログラムが、どんどん追加できる点はすごい。本体は有料でおそらくC++で書かれているのだけど、Stataが呼び出して使う計算のほとんどはadoファイルというテキストファイルで書かれたプログラムなので、Stata社が書いたプログラムもユーザーが書いたプログラムも中をのぞけるし、望むならば直して自分で別名で更新も出来る!
また、余り人が注目してない点は、非常な頻度で更新されて起動すると時々、中のプログラムをupdateしますか?と聞かれるので、yesと答えておけば、中の色々な計算のプログラムを更新してくれる。実はこのようにして中のプログラムを更新するというのは、計算結果の信頼性を保つ上で重要である。
日本でもStata userがもっと増えると良いのだけどね。
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本でました(統計分析プログラムStataの本)
- masabu_s den | Tracked: 08.4.21 6:19 pm
新しい本を出版、正確にはそのうちの1章を書いただけだけど。なかなかStataてメジャーにならないんだよな。こんな優れたソフトないと思うんだけど。この北大路書房はプロフェッショナルで...
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