満足死 寝たきりゼロの思想 (講談社現代新書)
高知県佐賀町(06年に大方町と合併し、現在は黒潮町)という小さな過疎地の町営診療所で勤務するたった一人の医師、疋田善平が考える「満足死」という概念とその実際のあり方について、ジャーナリスト奥野修司が取材し、考察を説いた一冊。
安楽死が二人称三人称の死であるとするならば、満足死とは一人称の死である、と語る疋田氏は
「満足死は生が目的です。満足な生活の延長線上に満足な死がある。こういう死に方をしたいといのではなく、満足な死を迎えるには、自分がどういう行動をしたらそれを実現できるか……。人間は生きたように死ぬと言いますが、いい生活がいい死につながるんです」
と死を自分で創る時代について、こう語っています。
病院で死ぬことが当たり前になっている現代で、他人の様々な死の在り方を通して自分の死に方について少し考えてみる。
それはとても奇抜なことでもなんでもなく、人生観の延長にすぎないだけなんだ、と気がつかされます。
新しい医療の考えの一つとして、ぜひ興味のある方に読んで欲しい一冊です。
※現在疋田医師は診療所を離れて「満足死の会」の活動に専念されているみたいです
(07年春のあとがきより)
- 商品名: 満足死 寝たきりゼロの思想 (講談社現代新書)
- 価格: ¥756
- 著者: 奥野 修司
- 出版社: 講談社
- 発売日: 2007-02-16
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- 2008/04/26登録
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