マサチューセッツ工科大学のオープンコースウェア
MIT OCW
OpenCourseWare(略してOCW)とは2001年に米マサチューセッツ工科大学(MIT)が開始したプロジェクトで、高等教育における教材情報を無償でインターネットに公開するという素晴らしい試みで、現在MITからは公開可能な約1,800の講義が公開されて利便性の高い教育資源とし全世界で活用されている。
発表当時はNew York Times紙が1面で報道したこともあり、全世界中の大学に衝撃が伝わり話題になった。要するにLinuxなどと同じ基本思想のオープンソースとして「知識」の財産をフリーウェア化するというものであるが、講義内容がビデオ記録されてストリーミングで配信されるわけではなく、まずは講義概要(シラバス)とノート、資料などがソースとなる。
このOCWに日本も「日本OCW連絡会」というものを立ち上げ、東京、京都、大阪、慶應、東京工業、早稲田の六大学が取り組んでいるが、元々はMITの理論言語学教授である宮川繁氏が中心となった企画でもあり、日本との連携は最初に行われ、さらに中国、フランスと続き、現在のOCW Consortiumでは20以上の国が参加している。
あくまでも「授業」そのものを公開しているわけではなく「教材となる講義資料」だけなのだが、知的所有権などの問題解決と共に今後の展開においては面白くなるプロジェクトではある。
あまりにも膨大な講義数がアップされているので、どこから見たらいいのか戸惑うが、まずはForeign Languages and Literaturesの講義の中の「Visualizing Cultures」にある有名なFelice BeatoのJapan: PlacesやJapan: Peopleあたりから始めて、日本のことを再学習するのもおもしろいかも。
追記:2009年10月現在ではMITのほとんどすべてが公開されているそうだ。かなり早い展開で知識開放に向かっているのかも。
- 2008/05/01登録
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