ELEGY 南 博
「あまりにも悲しい時、ひとは息を呑む」。
南博はこのアルバムの自身によるライナーノーツにそう書いている。
息を呑むような静謐な哀しみと、それをそのまま受け止める存在のかたちが、立像になって埋め込められているような作品群。前作「Touches & Velvets」のB Minor Waltsに始まる曲想が、そのまま流れ込んで結晶化したようだ。
あくまでクリアでタイトなピアノに、ストリングスが天使のすすり泣きのように絡み合う「Elegy 3」。南自身の「聖なるものへのあこがれ」を込めた「Angel Eyes」あたりが個人的にはツボであります。
ジャケットも実にクール。
菊地成孔プロデュース作品。
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