ジプシー・キャラバン
北インドの移動民族だったジプシー(=ロマ)は、現在、世界のいたるところに点々と散らばり、暮らす。
そのジプシーにルーツをもった、スペイン、ルーマニア、マケドニア、インドの5つのバンドがアメリカの都市をまわる「ジプシー・キャラバン・ツアー」を追ったドキュメンタリー。
彼らが腰を落ち着けると、
自然に音楽が始まって、やがて一体感と楽しさがひろがっていく。
喜怒哀楽を並列にした正直なメロディや、
はずしたり過剰に叩く、その場限りのアドリブだらけの独特のリズム、
思いもよらぬ楽器の奏でかたと、技と熱に満ちたダンスは、
全感情の肯定感があって、
じっと座って観てられないくらいに沸きたった。
音も身振りも方向性をもった力で、
それに想いを乗せて、遠く深くまで届かせるという、
原始の理屈をみたように思う。
「音」に関しての感性も心に残る。
子供のための、歩くとキュッキュと音がするサンダルをお父さんが選んでいる。
「両方のキーが合わないといやなんだ」
- 2008/05/09更新
- 2008/05/09登録
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