ジキルハカセトハイドシ
ジーキル博士とハイド氏
「知ってるようで読んだことはなかった本を、一度ちゃんと読んでみよう」シリーズ。
ジキルとハイドといえば、単に「いい人と欲望剥き出しの人という二重人格」という程度の認識しかなかったのですが、岩波文庫であとがき等まで入れても150ページ足らずということで読んでみました。
うーむ。本っ当に救いのないストーリーです。
人というのは確かに、自分の中の善と自分の中の悪のせめぎあいの中にあって、どちらの自分を選ぶかは自分の主体的な選択にかかっているんだなと。そして善が悪を制していられるのは、かなりあやういものによるんじゃないか?と思わされました。
(↑絶対的な善というよりも、社会性あるいは理性という意味で「善」という言葉を使っています。)
やれ人権だ個の尊重だと言う名のもとに、傍若無人な自分勝手が許されると勘違いしている手合いが、ガキンチョのみならず政治家やナントカ活動家といったところにもいたりするのを見ると、1886年に発表されたこの作品のころから人間というのはまったく進歩していないんじゃないかとさえ思ってしまいます。
あとがきによれば、世界中で読み継がれ劇化されているばかりでなく、映画化は70回以上だとか。ビデオでもさがしてみるか。
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コメント (4)
2002/07/25
べ 原作を読んだのははるか昔,映画はそんなにあるんですか。ジュリア・ロバーツが出たやつしか覚えてないや(最近だな,比較的)。
信生(ほい!) 「ムーミン」からシェイクスピアなど、知ってるようで読んでないものや、お子様向けに編集されたのしか読んでないものが多いので、個人的にキャンペーン中なのです。
べ 結構そういうの多いっすよね。私は一昨年の暮れに「タイム・マシン」を読みました(笑)。
多村栄輝 青空文庫で読めますよん。http://www.aozora.gr.jp/ 個人的には途中で挫折(^^;) 同じスティーブンソンの『宝島』を読みました。
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