丸井金猊
日本画家・丸井金猊(1909~1979年・愛知県一宮市出身)。
東京美術学校(同期には杉山寧、川本末雄氏)在学中から頭角を現し、1930(昭和5)年20歳で国際美術協会主催第一回美術展覧会入賞主席。平尾賛平商店(のちのレート化粧品)の平尾賛平氏に入賞作を買い上げられる。以後も出品作は近衛文麿、瀧正雄、原邦造といった政財界の錚々たる人物の買い上げとなる活躍を見せ、1937(昭和12)年には阪急電鉄の創業者である小林一三氏の依嘱により、東宝劇場階段ホールの壁画製作を手掛けた(壁画は劇場火災により焼失)。しかし、戦時下の社会的動乱の中、代表作となる屏風「壁畫に集ふ」を最後に29歳で筆を置いてしまう(その理由は現在も不明のまま)。
その後は神奈川工業高校工芸図案科(のちの産業デザイン科)などで、高校の教師として後進の指導にあたり、細谷巌、柳町恒彦、村瀬秀明、浅葉克己、勝岡重夫といった優れたクリエイターを他にも多数輩出した。
晩年、「死ぬ前に一度個展を」と再起を期して再び絵筆を執るも6点の作品を描いたところで1979(昭和54)年に69歳で病没。
没後18年して、孫が残った作品群を集めて遺作展を開催し、以後も定期的に展示活動が行われている。
2008(平成20)年、故郷の一宮市博物館で特別展「いまあざやかに 丸井金猊展」開催。
●丸井金猊公式サイト
http://kingei.org/
●All About での紹介記事
http://allabout.co.jp/interest/...
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