マーク・ヘンリー/リヴァーソング
知られざる名盤というのは、過去にしかないのだから、当然、いつか出尽くしてしまうはずなのに、なぜか枯れない泉のように、あとからあとから溢れ出てくる。でもいつのまにかまた忘れられてしまうのだろうから、実はぼくらは大きな川の流れを見ているだけで、いま目の前の水が今だけの水であることに、気がつかなければいけないのかもしれない、そんなきもちになる、ミネアポリスからのいちまいの手紙。リヴァーソング。
繊細なセンスというよりも、ポップセンスを感じるメロディに、あたたかく誠実な演奏とヴォーカル。あっというまに終わってしまうストロベリー・ムーンの余韻に浸っていると、また聴きたくなってしまう。「知られざる」という形容はまったく似つかわしくない、むしろ定番になってゆくべきアルバムではないでしょうか。1976年作品。
- 2008/05/15更新
- 2008/05/14登録
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