『にっぽん こんきょちからのとい』
『日本 ~根拠地からの問い~』
東大教授の姜尚中氏と北大准教授の中島岳志氏の語り下ろし。
「声」には惚れていても、
その考え方や発言から、
どうしても好きになれなかった姜さん。
“通常、姜さんは「左翼」というカテゴリーに分類される。”
という中島氏の前書きにあるように、
私も「サヨク」だと思っていました。
また、討論番組でのあの冷静沈着な態度。
(誰が彼を「情熱的」だと思う?)
その考えを360°・・・
おおっ~と、一回転してはいけませぬ。
180°転換させてしまったのがこの本。
姜さんて、意外と「熱い」人のようです。
ただ、語り下ろし=話し言葉と言えども
やはり姜さんの言葉だけあって、私にとっては超難解。
何度も戻って読み直しました。
弱体化していく地方に対し肥え太っていく大都市、
さらに、左翼や右翼、そして保守について
いろいろな思想家や政治家の名前をあげて深く考察してあります。
読んでて解らないところも正直ありますが、
「勝ち組でなくていい」
「スマート、クールでなくていい」
「お金は、ちょっとでいい」
と思ってしまいました。
日本でも豊かな地域に住んでいる現在、
恵まれてない地域に対する想像力が、私には欠けていたように思います。
人は恵まれていると、罪なくらい鈍感。
「他者を思いやるという気持ち」は、もはやゴリラ以下かもしれませんね。
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