八百善懐石料理研究会
東京に老舗は数かずあれど、“江戸料理”と冠されるのは「八百善」だけである。天明期の狂歌師・大田蜀山人をして「詩は詩仏 書は鵬斎に狂歌おれ 芸者小勝に料理八百善」と言わしめた。
創業は1717年、享保の改革のころ。時の将軍をはじめ古今の著名人が集い、一流の文人・墨客との交流も深い。四代目当主の著した『料理通』には蜀山人・亀田鵬斎が序文を寄せ、谷文晁・葛飾北斎・酒井垉一が挿画を描く。素材へのこだわりは、“一両二分の茶漬け”の逸話として残る。
戦後の「八百善」は、宮尾富美子原作でドラマ化もされた『菊亭 八百善の人々』に詳しい。1950年代に山王に店を出すが、5年足らずで閉店している。
十代目の現当主・栗山善四郎氏は「店を出すな」という先代の禁を破り、81年に銀座に、その後も江戸東京博物館・新宿高島屋に出店するが、最終的に2003年撤退している。すべてが手づくりのメニューは料理人30人を抱えることになり、コストがかかり過ぎた。
この名料亭の味と技を学べる場がある──「八百善懐石料理研究会」。〈懐石本科〉は生徒の半分がプロだというが、ほかに栗山氏から家庭料理が学べる〈特別講習会〉や、この教室を主宰している松田宗絹氏の〈家庭料理〉などのコースも用意されている。
わが家からクルマで10分たらず。心が動く。
- 八百善懐石料理研究会
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住所:
東京都日野市西平山2-11-37
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- 電話番号: 042-519-3492
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