叩かれるほど強くなれる! テツノコカナヒル
鉄の子カナヒル
沖縄に「鉄」がなかった時代。気持ちの美しい島の娘が浜辺で授かったのは、尖った歯がむき出しでギョロリと目玉をひんむいたディープインパクトな風貌の男の子。こわもてだけどチビッコのまま成長しないカナヒルは、みんなから馬鹿にされっぱなし。でもカナヒルはひねくれたりしません。やさしい母さんが一緒だから、笑顔で挨拶できる朗らかな子どもに育ったのでした。そんな坊やが、ある日恐ろしい鬼に捕まっちゃって・・・・
高校卒業後渡米し、スクリーミング・マッド・ジョージ、デヴィッド・アレンらのスタジオを経て帰国。現在は沖縄で活動している比嘉一哲(ヒガカズテツ)、比嘉之典(ユキノリ)のプロダクションが、9年かけて完成させた人形劇映画です。
カナヒルは普通の子どもではなく、ニライカナイ(神や鬼が住む海の彼方、異界)からもたらされた鉄の精霊のような存在。強靭な身体と底抜けの明るさで、ピンチを次々とはね返します。愉快痛快。そして言動やしぐさが、なんともカワイイ。島の民と鬼たちの様子があまりに違うので、途中でのけぞりますよ。鬼、わんさか出てきます。しかも愛嬌たっぷり。クリーチャー好きの方は必見。
原作は儀間比呂志の版画絵本で、鉄の伝来や沖縄の歴史が物語がベースになっているという解説もありますが、他所の国の神話や童話にも心当たりがあるような・・・いやいや、ここでは触れますまい。ぜひ余計な前置きナシで見ていただきたい、心躍る映画です。
下北沢トリウッドが、6月6日まで上映を延長しています。
(12:45 土日祝のみ) 15:15 17:45 20:00
比嘉ブラザーズ
http://cinematoday.jp/movie/T0006317
- 団体名: 比嘉ブラザーズ
- 年(代): 2007年
- 商品名: 鉄の子カナヒル (大型絵本 (23))
- 価格: ¥1,890
- 著者: 儀間 比呂志
- 出版社: 岩波書店
- 発売日: 1975-12-10
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- 2008/05/29更新
- 2008/05/28登録
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