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「メタボ健診」導入のあとで

糖質ゼロ/カロリーオフ

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今年4月から、40歳以上の男女に「メタボ健診」が義務づけられた。悪名高き「後期高齢者医療制度」とともに医療費の削減をめざしたものだが、こちらも内容がお粗末だとの指摘は少なくない。

ビールが旨いこれからの季節、それでもウエストは気になる? 発泡酒を中心に、最近「糖質・糖類ゼロ」とか「カロリーオフ」を謳うものが多いようだ。実際はどうなのだろう。

まずは、言葉を整理しなければならない。炭水化物=糖質+食物繊維であり、糖質=糖類+糖アルコール(キシリトールなど)ということらしい。

国内の大手酒類メーカー4社すべてが「糖質ゼロ」の発泡酒を発売しているが、100mgあたり0.5g未満であれば「ゼロ」と表示できるので、厳密には「ゼロ」とは限らない。それで、4社とも「ゼロ」のはずの原材料に「糖類」が含まれている。「栄養表示基準による」との注釈もつく。

さらに、糖質を下げながら味わいを保つため、ビールでは考えられない添加物や調味料さえ使っている。サッポロビールの「ビバライフ」の原材料には、甘味料──スクラロース、アセスルファムKが含まれている。もちろん「x%オフ」など「当社比」だから、あてにはならない。

糖質はもともと酒の肴のほうがずっと多い。フライドポテトの炭水化物(食物繊維を含む)は100g中32.4g、そら豆は16.9g、カップラーメンには56.9gも含まれている。糖質については、やはり“おつまみ”のほうが問題なのだろう。

「カロリーオフ」は、ずっとわかりやすい。「ゼロ」ではない。アルコールは1g(ほぼ1㎖)あたり7kcalで算出される。アルコール分5%であれば、100㎖で35kcalということになる。だから、「カロリーオフ」を謳う「麒麟ZERO」のアルコール分は3%と低い。なかなか酔わない・・・と多めに飲めば、意味はない。

フィリップ・ドレルム著『ビールの最初の一口 とその他のささやかな楽しみ』は、フランスでベストセラーとなった作品だ。ビール類をほとんど口にしなくなって、もう何年にもなる私が口をはさむことではないかもしれない。しかし、“最初の一口”を味わうなら、やはりビール──それも旨いビールを選ぶべきであろう。

糖質ゼロ/カロリーオフ

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