くまとやまねこ
くまは大切なともだちのことりを失ってしまいます。
ことりをきれいな箱の中に花と一緒にいれて持ち歩きます。
森の仲間たちは「ことりはもうかえってこないんだ つらいだろうけどわすれなくちゃ」といいます。
くまは家に閉じこもってしまいますが、ある日外にでてみると、いっぴきのやまねこに出会い、
ことりをみて「ほんとうに なかがよかったんだね ことりがしんで
ずいぶんさびしい思いをしてるんだろうね」といってくれます。
やまねこは持っていたヴァイオリンを弾き始めます。
くまはそれを聴きながら、ことりと過ごした楽しい日々を思い出し、ことりと離れる決心をします・・・。
こどもにはわからないかもしれません。
いろんな経験をした大人だからこそ、感じることができる絵本だと思います。
共感することの大切さ、忘れてはいけません。
読んでいくと切なくなってきますが、最後は心がほんわり。
モノクロの絵が、この話の世界をいっそう深くしているような気がします。
絵を描いた酒井駒子さんの原画展が6月12日~7月3日青山ブックセンターで開催。
わたしのなかで、今年いちばんの絵本。
河出書房新社
- メイン
- コメント(2)
- つながり(2)
- トラックバック(0)
コメント (2)
2008/06/03
monsoonbaby 子供向けの絵のイメージとかけ離れた絵ですが、繊細でとても素敵ですね。死をテーマにした絵本というと菊田まりこさんの『いつでも会える』しか知りませんでしたがこれも読んでみたいなぁと思いました^^
みそら 親しい人をなくすと「元気出して」といってくれる人は多いですが「つらいよね」と寄り添ってくれる人は少ないです。そんなところにホロリとしました。
ぜひ読んでみてください。
つながりキーワード (2)
酒井駒子小さな世界 (Pooka+)
- (natsume3)
学研の季刊絵本雑誌、Pooka+(ぷーかぷらす)の新装第二号は、酒井駒子さん特集です。まるごと一冊酒井駒子さん!なんて素敵。 個展のカタログぐらいの中身の濃さです。絵本...
いつもいっしょに
- (monsoonbaby)
「一人ぼっちのくまの家に、ある日うさぎがやってきます。うさぎのために毎日、料理を作り、世話をするくま。誰かのために何かをするなんて初めてのくまは、嬉しくてわくわくします。...









