Miniaturized Ball-point pen
夏はミニペン ビジネス用からかわいい系まで
■小指サイズのミニペンを1本、いつもズボンのポケットに放り込んでいるが、何かと便利だ。夏場や普段着で丸腰のときも、街中で気になった商品やイベントをすぐにメモできる。常備する場所は、携帯のストラップでも、ネックストラップでも、キーホルダーでも、バッグの中でも、ぶる下げても良い。もちろん、小型手帳やRHODIAメモとの相性も抜群だ。
■■手帳用&多色/多機能
■メインに使うなら、色分けができた方が便利だ。多機能な手帳用ペンでは、2色ボールペンのゼブラ・ツゥカラー(全長122×最大径8.2mm、1,050円)やマルチペンのシャーボ2+1(全長130.8mm最大径8.6mm、2,100円)が良いだろう(詳細は拙KW手帳用ミニペン-極細型の2色ペンとマルチペン)。
■■手帳用&単色
■他方、ちょっとしたメモに使うなら、単色ボールペンの方が細くて手軽だ。種類も多いので、何本かまとめ買いして、あちこちのポケットに放り込んでおくのに、ちょうど良い。オート・スリムラインSlim Line(全長131x軸径6.7mm、525円)やプラチナ・手帳用(全長110x最大径6.5mm、525円)など多数ある。が、デザインと高級感では、つや消しでシンプルなセーラーS2(420円)、大理石模様のゼブラ手帳用ボールペンDX(全長100×最大径5.6mm、630円)、ザラザラした質感のパイロット・クルール布(840円)が一歩抜きんでていると思う。
■■ストラップ用&かわいい系
■ビジネスマン向けの手帳用ミニペンと別に、最近は「かわいい」系のミニチュアも増えてきた。極細を至上とする手帳内臓用とはコンセプトが異なり、寸詰めのコロンとした形が多く、携帯ストラップやキーホルダーにつけたり、バッグやポケットにラフに挟むことが前提だ。
■先頭を走るのはパイロットだ。プチモシリーズは、ストラップをつけたミニチュア版ながら、実用性でも劣らないミニペンだ。HI-TEC-C Putimo(210円)は、女子学生に人気HI-TEC-C(拙KWHI-TEC-C Coleto参照)を小型化し、10色のインクを揃える。Dr. Grip Putimo(210円)は、ビジネスでも定評あるドクターグリップのボールペンをミニチュア化した。同様に、Mini Dr. Grip(210円)は、Dr.Gripのミニ・シャープペンだ。いずれも、各5色の軸色を揃える。加えて、6色のカラー芯とシャープペンの軸色を揃えたDr. Grip color Putimo(210円)もある。プチモシリーズはペンだけでなく、ミニ修正テープ(5mm)のWhite Line Putimo(210円)まである。プチモシリーズ以外でも、ミニ万年筆のペチットワンPetit 1(315円)は面白い。14色の軸色・インクに加え、3本1組の専用インクカートリッジまで揃える。使い捨てのVペンと異なり、インクを補充できるので、曲がりなりにも万年筆といえる。仏語のPetit(プティ)と英語の1(ワン)を組み合わせた強引なカタカナだけが気になるが、値段の割に書き味も悪くない。
■ミニペンにもニューウェーヴがある。トンボ鉛筆・ピーフィットPfit(315円)は、90mmの軸に63mmの大型クリップをつけることで、普通サイズ並にものを挟み込めて、書くときのグリップも安定させる。クリップにはストラップもつけられるが、デザイン上のアクセントでもあり、軸とクリップの組み合わせで8色ある。MoMA Design StoreでDestination: Japan特集(2008年5-7月)にも選ばれた。また、ぺんてる・ペンポッドPenpod(315円)はキーホルダー型だ。押して回すとペンがケースから飛び出て、77mmから90mmに伸びる。鍵・携帯・バッグなどに結び付けられているときは、こういうキャップ分離型の方が軽々と使いやすい。他に、2007年3月に登場したゼブラ・ミニライトライトmini Lite Rite(294円@北海道クラウン)は、ストラップ付のミニ2色ペンで、蛍光ペン(5色)と黒ボールペンが両端についている。
■以上のような最近のミニペンは、普通サイズに遜色ない実用性や、さらには小さいがゆえの機能美を目指しているが、昔からあるミニチュア玩具を踏襲したパロディ系も健全だ。2006年発売のコクヨ・ミニチュア文具シリーズは、ストラップをつけたマスコットの感覚だ。CampusノートをA9版に縮小したCampusミニノート(315円@amazon)やCampusタックメモ(315円@amazon)、スティックのり「プリット」の形をしたプリット・ミニボールペン(300円@amazon)パワープリット・ミニ蛍光マーカー(300円@amazon)などがある。ミニ・カドケシ(156円@amazon)とミニノート以外は外見と機能に関係がない。ミニチュアにしたのはシャレに過ぎず、実用的な使いやすさは意図していない。
■■手帳用&伸縮型
■伸ばすと通常サイズに近い大きさになる伸縮式は、ビジネスにも対応できる実用派だ。通常の手帳用ペンは細くて握りにくいのが難点だが、伸縮式は十分な太さがあるため、書き味が良い。太さと重さも増すが、短いメモだけの緊急用ではなく、メインのペンとしても抵抗感がない。
■プラチナ・ポケットPocket(1,050円)は、いずれも重みがあって高級感がある。BSL、BPS、BPKの3種あるが、軸の色は前2者なら各4色、BPKは6色がある。しかも、換芯のBSP-100S(105円)は油性0.7mmで3色あるが、これは高級マルチペンに共通する4C互換リフィルである(拙KWMULTI2+1参照)。そのため、人気のパイロットHI-TEC-C(0.3mm/0.4mm)の3色ゲルインク(各210円)やゼブラの緑色、OHTOのピンク色(84円)、そしてTombow加圧インク(後述)とも交換できる。
■3種のうち、第1にBSL-1000は、細長くシンプルな機構だ。直径9.8mmの軸を真っ直ぐ引っ張るだけで、96mmから126mmに伸びて、ペン先が自動的に顔を出す。取り出してすぐに書き始められ、しかも長さも太さも握りやすい。個人的には、このKWで挙げた十数本の中で一押しだ。シャープペンもある。第2にBPS-1000は、角ばって尻にストラップホルダーがついている。直径10.5mmの軸を捻りながら伸ばすと、85mmから95mmに伸びる。第3にBPK-1000は丸っこい。直径11mmの軸を捻りながら伸ばすと82mmから92mmに伸びる。太く短い軸は、握ったときの感触が気持ち良いが、手の大きな人にはギリギリの長さか。
■オート・タッシェTasche(1,050円)は、収納時こそ全長102.1mmだが、キャップを外して尻に取り付けると146.6mmになる。軸径9.8mmの太さといい重さといい、普通サイズのボールペンとほぼ変わらない。OHTO製品らしく替芯が充実していて、PS-807NPなど、油性とゲルインク(ニードルポイント)が各4色あり、トンボ、ステッドラーやパーカーとも互換性がある。同型でシャープペン、万年筆もある。他方、Tasche Petit-B(525円@マエジム)はTascheのミニチュア版で、ゼブラ等の極細の手帳用ミニペンをさらに半分に縮めた形だ。ミニペンの中でも、ゼブラ・ミンナ和柄(525)と並び、最小ではないか。
■■ストラップ用&ビジネス向
■トンボ鉛筆 Reporter4 Compact(367円)は、4色ボールペンの定番・リポーター4のミニチュア版だ(拙KW4色ボールペン参照)。144mmの従来型を19%縮めて117mmにした。しかし、寸詰まりの「かわいさ」などは狙っていないようだ。むしろ、浅いポケットに入る、首から下げられる、かさばらない、といった実用性を強調している。ストラップ付モデル(504円)もある。
■トンボ鉛筆 XPA(2,650円)は、よりアウトドアに特化した高級品だ。アルミ製の精悍なボディが105-129mmに伸縮する。首に下げたりバッグにつけたりできるよう、ストラップホルダーがついている。ガス加圧式のBR-VMP33リフィル(315円)を使うため、通常のボールペンなら苦手な上向きや横向きでも書くことができる。しかもこれは、プラチナ・ポケット(前述)と同様、マルチペン共通規格の4C互換リフィルでもある。
- 2008/06/04更新
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