同じ夜
「飛交う人の批評に自己実現を図り
戸惑うこれの根源に尋ねる行為を忘れ
此の日々が訪れた窓の外には
誤魔化しの無い夏 描かれている―」
「同じ夜」椎名林檎
穏やかで静かで透き通る音楽が痛い。
バイオリンとギターのみ伴奏。
泣き出しそうな声が切ない。
心が悲鳴をあげそうな共感に震える。
どうしてこの曲を聴くと、
黄昏に泣く迷い子の如く哀しくなるのだろう。
幸せなはずなのに、
不意に込み上げる現実が、辛い。
「泣き喚く海に立ち止まることも
触れられない君を只想うことも
同じ空は明日を始めてしまう
例えあたしが息を止めても」
絶望の海に涙することも無く、
このまま与えられる幸せを甘受すれば、
心の平穏を取り戻せるのだろうか?
この世の中で幸せは存在するのか。
永遠の愛など只の幻想なのではないのか。
答えなど求めてはいない、
だが広がる不安の前に絶望と言う言葉を思い出す。
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