Architectural Creation:Peter Märkli and Jun Aoki at MOMAT
建築がうまれるとき ペーター・メルクリと青木淳 / 東京国立近代美術館
8/3まで東近美にて開催中、スイスのペーター・メルクリと日本の青木淳、二人の建築家のドローイングと模型による建築がうまれるプロセスを見せる展覧会です。
建築のことには全くの門外漢なので、あれこれ言う事はないのですが、逆にこの展覧会は建築のことを全くわかっていなくとも楽しめる展覧会だと思いました。最近の建築家展覧会ブームが一段落して、こういう素朴に見せる展覧会がでてきたことは(個人的には)喜ばしいことだと思います。専門家だけへ向けられてる感があるものって、見終わった後に噛み砕ききることの出来ないもやもやが残る気持ちになります… その点、この展覧会はものをうみだす「プロセス」を見せているので、どんな人も楽しめます。(勿論、専門家の方も楽しめると思います)
ぺーター・メルクリについては殆ど知らないので、色々ネットを探してみたところ、とあるレビューに展覧会ビューが沢山掲載されていました。(観に行かれる方はクリックしないように!)ドローイングはどれも「かわいらしく」、奥深いものでした。こんな子供が描いたようなスケッチから一体どんな建築物ができるのだろう…と資料として置いてあった建築雑誌をみたところ、とてもモダンでクールな建築でびっくりしました。実際の建物の空間を味わってみたくなりました。(こういう作品集もあるようです)
青木淳さんの模型からも同様に、実際の建物にはいってみたい欲がうずうずと…。建築の展示って、この「うずうず」がとても大切なんじゃないかと思います。もっと見たい!とかもっと味わいたい!とか。なぜなら、どんな表現も最終的には受け手のもの。見るものの感性を(模型の段階で)刺激できれば、それはそれでひとつの表現足り得るのだと思います。実際、建築空間というものは受け取るのにとても時間がかかるものだと思います。生きながら、その空間と自身の身体との空間体験を積み重ねていく…住んでわかる、使ってわかる、ものです。更にその建築物の外部は都市と関わっていって…それは更に年月がかかるもの。その評価はそんなに簡単には出ないのです。結果は他の誰かにまかせ、こうやって礎の部分を(ある意味自分勝手に)楽しんだり、意味を見いだしたりするのは、文章を読んだり絵画を鑑賞したりするのと同じ意味(享受)があると思います。
素敵な展覧会図録もありました。(購入したけど未読)小規模な展覧会ですがそれがかえっていとおしい、そんな空間でした。気合いをいれずに、どうぞ。
ぺーター・メルクリのサイト
青木淳さんのサイト
東京国立近代美術館 ギャラリー4
2008年6月3日(火)~8月3日(日)
http://www.momat.go.jp/Honkan/...
- 2008/06/09更新
- 2008/06/08登録
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