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「もの」ではなく「こと」を作るデザイナー

原 研哉

はら けんや

  • 原 研哉の画像

デザイナー。

「MUJI」のアートディレクション、枡一市村酒造場の酒ボトル「白金」、松屋銀座のリニューアル、長野オリンピックのプログラム、愛知万博のプロモーション、「リ・デザイン―日常の二一世紀」「HAPTIC」などの展覧会制作・・・
原さんの手がけられたことは、どこか、はっとさせられ、目の前にありつづけたもの、見慣れてしまって思考しなくなってしまったことについて、あらためて思いをはせさせられるような、記憶に残る仕事であるように思います。

同郷の友人・原田宗典の文章に触れ、「かなわない」と思って、その道に進まなかった、と言う原さんですが、その数々の著書は、心にじんわりと染み入り、深いところで、激しく、しかしながら、静かに揺さぶられます。
サントリー学芸賞を受賞した「デザインのデザイン」に、こんな文章が載っています。

『時代を前へ前へと進めることが必ずしも進歩ではない。僕らは未来と過去の狭間に立っている。創造的なものごとの端緒は社会全体が見つめているその視線の先ではなくて、むしろ社会を背後から見通すような視線の延長に発見できるのではないか。』

原さんの紡ぐフレーズは、単に「デザイン」ということについて考えさせるにとどまらず、何か、もっと普遍的なところでも、本質に深くつきささる洞察に満ちており、彼の仕事が、デザインに携わる人だけではなく、より多くの人の記憶にくっきりと刻まれるのは、その鋭い洞察がストイックに表現されていることが、一つの大きな理由なのではないでしょうか。

今回、KENZOは、その原研哉さんをアートディレクターに迎えて新しいフレグランスKENZOPOWERを創り、パリでお披露目しました。
ボトルとパッケージのデザインの部分を担当された原さんは、完成したプロダクトに触れて、こう言いました。
「ボトルに香りが入ってきた」
ボトル=香水の容れ物、というのではなく、具体物に由来していない、このフレグランスの香りが、ボトルののりしろの部分に入ってくるような、ボトル自体が香るような、そういう感じがして、実感が沸いてきた、と。
そして、その原さんの言葉を、私たちKENZOスタッフは、KENZOブランドのフレグランスの創り方を、改めて自分達で発見しなおすような、そういう、新鮮な驚きと感動をもって聞いていたのでした。

2008年11月1日全国発売。

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■「白」 原研哉展 ギンザ・グラフィック・ギャラリー
KENZOPOWERのパッケージデザインを手がける原研哉氏の展示。

余分なものをなくすこと、そして、ものの本質を知ろうとすることへの静かな洞察。
本質のみに還元されることによって生み出された数々の作品を、「白」というひとつの美意識あるいはコンセプトを通して振り返ることで、デザイナーの思想の核心に触れる。

【会  期】2008年10月7日(火)~10月31日(金)
【時  間】午前11時~午後7時(土曜日は午後6時まで)
【休 館 日】日曜・祝祭日
【会  場】ギンザ・グラフィック・ギャラリー(ggg)
【入 場 料】無料
【お問合せ】03-3571-5206

オープニングパーティー
日時:10月7日(火)17:30-19:00
会場:ギンザ・グラフィック・ギャラリー

■トークイベント
日時:10月19日(日)20:00~21:00
会場:SPBS(SHIBUYA PUBLISHING&BOOKSELLERS)
渋谷区神山町17-3テラス神山1F TEL:03-5465-0577
出演:原 研哉氏 × 幅 允孝氏
幅 允孝氏(はば よしたか)プロデュースの出版社&書店という不思議な空間にてトークイベントを開催いたします。
イベントの様子は後日、サイトwww.kenzopower.jpにてご紹介いたします。
※満席につきトークショーご予約受付を終了いたしました。

■ギャラリートーク
日時:10月23日(木)18:30-20:00
会場:アップルストア銀座 3Fシアター
中央区銀座3-5-12 サエグサビル本館
出演:原研哉氏 定員84名。
入場無料。
※満席につきギャラリートークご予約受付を終了いたしました。

10/25(土)にgggギャラリーの5階にて
追加のギャラリートークを行うことになりました!!
こちらの方はまだ、お席に余裕がございますのでぜひお問い合わせ下さい。

原 研哉

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KENZO画像 投稿者:
KENZO
  • 2008/10/20更新
  • 2008/06/13登録
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