日本の「安心」はなぜ、消えたのか―社会心理学から見た現代日本の問題点
明治の「立国」,江戸の「村」,戦後の「会社」というフレームワークが崩壊・消滅・解体されたときに,何がむき出しになるか,日々感じるところである。
上の問いかけについて,この本を読むと,一つの解がある。
利己主義である。
以下,読後の感想を羅列してみる。
経済学では,ケインズの美人投票という言葉があるが,他人が美人と思う人を自分も美人だととりあえず言っておこうくらいのものである。同様に,パイが小さいときには,他人にとりあえず合わせておこう。出し抜くときには徹底的にやろうという資質なのかもしれない。たとえば,戦国時代末期(下克上)というのが,大河ドラマや企業ドラマの一つのジャンルとして繰り返しやられているのも分かる気がしてくる。再び,どんなフレームワークがかかってくるのか。できれば他国のフレームワークでないことを願いたい。
2007.6.15追記
解決策とセットとしない問題点というのは,視点であって行動をともなわないのですが,なにが本質なんだろう,自問自答させる,という気付きをえるというだけでも,この本の価値がありました。
文頭で,富国強兵と書こうか迷った(歴史で,富国強兵という言葉を習いましたが,実際に明治の方々がその言葉をフレームワークとして意識したかどうか疑問なので)立国という言葉に置き換えてみました。
- 商品名: 日本の「安心」はなぜ、消えたのか―社会心理学から見た現代日本の問題点
- 価格: ¥1,680
- 著者: 山岸 俊男
- 出版社: 集英社インターナショナル
- 発売日: 2008-02
-
詳細をみる
- 2008/06/15更新
- 2008/06/14登録
- 324クリック
「日本の「安心」はなぜ、消えたのか―社会心理学から見た現代日本の問題点」を検索
- メイン
- コメント(0)
- つながり(3)
- トラックバック(0)
コメント (0)
まだコメントされていません。
つながりキーワード (3)
成長の限界 人類の選択
- (いにしえ)
1972年「成長の限界」1992年「限界を超えて」の続々編です。 最初に「成長の限界」1972年刊行当時、学生時代に読んでかなりショックを受けました 地球環境について...
社会的ジレンマ―「環境破壊」から「いじめ」まで (PHP新書)
- (kurubushi)
山岸さんはいつも同じテーマ。タイトルも似たような感じだが、毎回新しいネタを入れてある。新書でも入れてある。 ネタ盛りだくさんなので、いくつかかいつまんで。 協力し...
安心社会から信頼社会へ
- (田中久太郎)
糸井重里氏の「インターネット的」(PHP新書)で紹介されていて、購入しました。「正直」という戦略の正しさを心理学的な実験から導いてくれます。 「ウソ」ってバレたときのリス...




安心社会から信頼社会...
成長の限界 人類の選...

