イシカワナオキ スベテノソウビヲチエニオキカエルコト
石川 直樹『全ての装備を知恵に置き換えること』
このタイトルは、パタゴニアの創設者、イヴォン・シュイナードの言葉。著者の石川直樹が『Switch』誌で行ったインタビューの中でイヴォンはこう語り、それをそのまま書籍のタイトルにしたという(雑誌の記事等を加筆・掲載したエッセイ集で、上記の『Switch』の記事も収録されてる)。 このタイトル、最高だし、すごく大事だなぁ、と思います。便利になることの代償というか、(自分も含めて)人間がどんどんバカになってる+動物として弱くなってる(気がする)昨今なだけに。とても大事に示唆に富んでいます(例えば、スター・ナビゲーションによる航海術の話とか、Tシャツとショーツで登るソロ・クライマーの話とか)。
ちなみに、以前、あるキッカケで石川くん(年下なのでこう呼ばせてもらいます)とちょっと話す機会があったんだけど、本人は自分のことを「作家」と言ってました。「冒険家」と呼ばれることには抵抗があるらしい。「作家」か「写真家」のほうがシックリくるらしく、「写真家」も含めて「作家」ってことらしい。
とは言いつつも、世界 7 大陸の最高峰を制覇してたり、北極から南極まで人力で踏破する "Pole To Pole" に参加してたりと、「冒険家」って呼ばれちゃうのもわからなくはない。実は、ボクは彼のことをずっと、それこそ三浦雄一郎さんみたいな年配の人だと、なぜか勘違いしてました。あの世代の人って、今どきの若者(この表現もどうかと思うけど)と比べて経験値も高いし、「動物として」強い気がするので、そんなことするのはきっとあの年代の人だろ、と。「やっぱ、あの世代の人はスゲェよなぁ」なんて勝手に思ってたのです。そうしたら、なんと 1977 年生まれ。年下じゃん!「なんて立派な若者なんだ」と感心してしまったのでした。年をとることは思ったほど悪いことじゃないとは思ってたけど、こういういい面もあったんだなぁ、なんてことも感じさせてくれました。
- 商品名: 全ての装備を知恵に置き換えること
- 価格: ¥1,680
- 著者: 石川 直樹
- 出版社: 晶文社
- 発売日: 2005-09
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- 2008/06/30更新
- 2008/06/30登録
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