香り高いフランス生まれのニューポテト
シンシア
日本のジャガイモは超保守的。ダンシャクは1908年に日本に導入された100年前の品種だし、メークインだって90年前に導入された大昔の品種だ。依然として、この両大御所が不動の地位を築いている日本で、最近急激に生産量を伸ばしている新品種がある。それがシンシアだ。シンシアは2003年に品種登録されたばかりのニューフェース。2003年の発売以来順調に生産量を伸ばしており、今年は3,000㌧、来年には5,000㌧に達する勢いだという。現在赤丸急上昇中の注目品種。最近では、全国の百貨店やスーパーの店頭で見かける機会も増えてきた。
シンシアの特徴は3つ。
①香り高く豊かな味わい
②荷崩れし難く、どんな料理にも合う
③卵型で芽が浅く、皮が剥きやすい
世界にその食文化を誇るフランス生まれの品種なだけに、味にはこだわりがある。ジャガイモの香りと言われてもピンとこないかもしれないが、それはダンシャクやメークインにはほとんど香りがないから。シンシアの皮を剥いている時に漂う柔しい香りは、美味しい料理を作れそうな気分にしてくれる。シンプルに蒸してバターだけで食べてみると、その風味と舌触りの良さに驚かされること請け合いだ。また、シンシアで作ったポテトサラダはひと味違う出来になる。まさにシンシアそのものが隠し味になっていると言っても良いぐらいだ。この評判が広まり、まだ青果ほどとはいかないが、シンシアポテトサラダも惣菜売り場に並び始めている。
- メイン
- コメント(2)
- つながり(4)
- トラックバック(0)
つながりキーワード (4)
国際イモ年
- (育種家 竹下大学)
これはビジネスマンならずとも、誰もが知っておいた方が良い話題だと思う。 北京オリンピックとアメリカ大統領選挙の話題で持ちきりの2008年だが、国際イモ年であるということ...
アイユタカ(長崎産のジャガイモ)
- (小木公)
「味がしみ込みやすい」「調理が短時間」 これが、長崎馬鈴薯「アイユタカ」のセールスポイントだ。 肉じゃがに、カレーに、ジャガイモ料理は食卓の定番である。 肉質が柔らか...
ルーサー・バーバンク
- (育種家 竹下大学)
1849-1926。アメリカが生んだ人類史上最高の育種家。エジソン、ヘンリー・フォードと並んでアメリカ合衆国の3大発明家と称された時期もある。 育種を志す者にとっては神...
『ジャガイモの世界史―歴史を動かした「貧者のパン」』
- (bjkiri)
書籍名のとおり、「ジャガイモの世界史」です。 新大陸から世界中へ広まっていった経緯、 ジャガイモが人々を救った事、などなど。 【ひとりごと】 今まで「何故北海道はジ...









