所沢ビエンナーレ・プレ展「引込線」
所沢ビエンナーレ・プレ展「引込線」
会期:2008年8月27日(水)~9月12日(金)(17日間)
時間:10時~18時 入場無料
会場:西武鉄道旧所沢車両工場 所沢駅西口より徒歩2分
住所:359-1124 埼玉県所沢市東住吉10-1
参加作家:伊藤誠、遠藤利克、大友洋司、岡安真成、木村幸恵、窪田美樹、高見澤文雄、建畠朔弥
多和圭三、手塚愛子、戸谷成雄、中山正樹、増山士郎、水谷一、山下香里、山本糾
参加執筆者:青木正弘、天野一夫、坂上しのぶ、沢山遼、高橋綾子、谷新、千葉成夫、拝戸雅彦
原田光、真武真紀子、峯村敏明、本江邦夫、守田均、山本さつき、渡部葉子
音楽パフォーマンス:小林聡
主催:所沢ビエンナーレ実行委員会
共催:所沢市、所沢市教育委員会
協賛:武蔵野美術大学、株式会社資生堂
協力:西武鉄道株式会社、埼玉県立近代美術館
後援:埼玉県教育委員会、日本大学芸術学部
このたび私たち所沢近郊の作家が中心となり、地域に根ざした作家主導の自主企画展「所沢ビエンナーレ」を開催いたします。今年は、本格的ビエンナーレを来年にひかえてのプレ展として、8月27日~9月12日の17日間、西武鉄道旧所沢車両工場が会場となります。
この展覧会「所沢ビエンナーレ」は文字通り所沢市、所沢市教育委員会をはじめ多くの所沢市の地元企業の方々の力強い協力を得て実現するものです。企画の発端は、近年とみに弱体化傾向を見せる美術館企画、それを反映するかのような美術状況のコマーシャル化現象への疑問にありました。美術をめぐる環境の劣化に歯止めを掛けたいとする立場に共鳴する批評家、キュレーターの方々にも「書き手」として参加していただきます。しかしながら、そうした美術をとりまく閉塞状況を打破するには、なによりも作家自身が表現者として自立していなければなりません。表現の真価が問われるゆえんと心得る次第です。
「引込線」という展覧会のタイトルは、美術に係わるものの覚醒した意志を引き込む、吸引力のある磁場をつくり出したい、という作家の意図が込められています。幸いにも西武鉄道旧所沢車両工場(所沢駅から徒歩2分)という好立地にめぐまれ、参加作家一同は車両工場の巨大な空間に興味を抱き開催することになりました。20~60代までの世代を越える16名の作家と論文執筆者15名の31名が参加します。会期中にはシンポジウム、音楽パフォーマンス、美大学生たちによるワークショップを行ないます。
http://www.tokorozawa-biennial.com
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表現者のみの表現者による表現者のための展覧会、を目指してつくられたこの企画。開催してみると、地元の(もともと美術にそんなに興味のない)方々や、印象的なポスターに惹き付けられて集まってくる鉄道ファン(!)の方々。また、作家陣の年齢層やキャリアの幅の広さから、訪れる人々も本当に老若男女といった様子で…趣旨と一致しているかといったらどうなんだ?という感じもしますが、吸引力をもった「場」を提供するという意図は(ある意味)かなえられてるといえるでしょう。
それにしても、もうすぐ始まる横トリといい…越後妻有といい…地元型美術展のゆくえ、というのは気になるものです。「美術」が何かのツールのひとつとして…町おこしだったり地域教育だったり、何かに貢献できないものかと(何かに貢献させようと)みんな躍起になっているように感じますが、それより大切なのは美術そのものの享受ではないかと。美的感覚や意識の底上げなのではないかと…。ほんと、一体なんのための「美術なの?」って、もう少し考えないと…疲弊するばかりで「美術」がすり切れてしまう、そんな危機感を持ってしまいます。
ともあれ、所沢の会場はなんだかんだいって一見の価値ありです。60年代と70年代に建てられた工場のスケール感は、なかなか日常では味わえないもの。地元の人達にとっては昔からの馴染みの存在で、ここに堂々と入れるのが嬉しくて、という来場者の方もいらしたとか。今週末が最後の週末なので、近所でない方は見るのは最後のチャンスかもです。
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2008/09/04更新
- 2008/07/08登録
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- (nob-bro)
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