夜は短し歩けよ乙女
知り合いとデンキブランの話をしていたら「この本が面白いですよ」とすすめてくれたのがこれ(物語の中に「偽電気ブラン」なるものが出てくる)。二年近く前に刊行された本だが、著者の森見登美彦氏については紹介されるまで知らなかった。というか、ブログ(日記?)の方は知っていたという奇遇。この日記を書いている人と、この本を書いている人が同一人物だとさっき気付いた。
※この門をくぐる者は一切の高望みを捨てよ
面白かった。とにかくオモチロかった。かなり荒唐無稽な話の展開ではあるのだが、何より流れるような独特の文体が好みだ。漫画化もされているようだが、なかなかこの原作の面白さを再現するのは困難なことだろう。映画にしてもドラマにしても然り。書籍ならではの面白さだ。
あまりにも独特(というか、青春ドラマの皮をかぶったファンタジー)なので、書籍自体も苦手な人はいるかもしれない。けど、娯楽に飢えていて、まだこの本を読んでいない人には「いいから読め」と言いたい。久しぶりに楽しい小説だった。天然気味な黒髪の後輩女子大生に熱を上げたものの、話すらロクにできない男の話、と書いてしまうとそれまでなんだが、読者に語りかけてくるノリは映画『ハイ・フィデリティ』を彷彿とさせるものがあって個人的にはツボである。あと思い出した映画は『恋愛睡眠のすすめ』かな。近いものがあるんじゃないか。なむなむ!
- 商品名: 夜は短し歩けよ乙女
- 価格: ¥1,575
- 著者: 森見 登美彦
- 出版社: 角川書店
- 発売日: 2006-11-29
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- 2008/07/09登録
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