特性を知れば、もっと楽しめる
陶磁器の話
トウジキ ノ ハナシ
陶磁器にはいくつか種類があります。
磁器、陶器、ニューボン、ストーンなど・・。
何がどう異なるのか、難しいですよね。
実は産地や窯元、商品により素地の調合や焼き方も変わってくるので、厳密に説明するのは難しいのですが・・(苦笑)
今回は主な陶磁器の特徴を紹介しますね!耐熱ガラスの話に続き、またまた長くなってしまいますが、お付き合いくださいね。
まずは焼き物の分類。一般的な分類は下記の通りです。
陶磁器 Ceramic(焼き物全般の総称)は「陶器 Pottery(気孔性がある)」と「磁器 Porceiain(気孔性がない)」に分けられます。
「陶器 Pottery(気孔性がある)」は「土器」と「■陶器」に分類。
「磁器 Porceiain(気孔性がない」)は「炻器(せっき)=■ストーンウェア」と「磁器」に分類されます。
(炻器と磁器は見た目はほとんど変わりありませんが、不透明と透明の違いで分けられます)
「磁器」は「硬磁器」と「軟磁器」に分けられ、
「硬磁器」は「■磁器(還元焼成)」、「■酸化焼成磁器(ニューボン)」、「強化磁器(還元焼成・ファミリーレストランや学校給食などに使用されています)」
「軟磁器」は「ボーンチャイナ(酸化焼成)」などがあります。
*上記の中で■マークが紹介している素材です。
■還元焼成磁器
きめの細かい素地(石を粉にし、練ったもの)を還元焼成(ほとんど酸素を入れず、酸欠状態で焼成すること)した焼物の総称。
約1250℃~1350℃と他の焼き物に比べ、かなりの高温で焼成されるため、硬く焼きしまり、吸水性がほとんどありません。
陶磁器の中では最も硬く、軽く弾くと金属音がします。透光性があり色が白いことも特徴です。薄く形作ることが可能です。
例えば、瑞色釉の茶杯は九州の天草陶石を使い、中国茶の繊細な味を十分に味わうためにとても薄くできています。
これも磁器だからできる業です。
カラフルな釉薬には向かないため、素地の白い色を活かした製品が主流。洋食器から和食器まで多く用いられています。
オーブン・電子レンジ・食器洗浄器が使用可能です。
まめ知識:ほとんどの磁器はオーブン・電子レンジ・食器洗浄器が使用可能なんですよ。
ただし、食器の裏側を見ていただくとわかるのですが、まっすぐで釉薬のかかっていないざらざらしているものがオーブン対応を言われています。
例えば、ボールなどの下に足(ハマ)があるものはオーブンの鉄板に食器の底面がぴったりと密着しないので熱伝導が悪くなるのです。なので、オーブンにはおすすめできないので使用不可になっていることもあるのです。
キントーの商品では
ドイツの白い食器:カーラ
シンプルながら美しいデザインの食器です。
nest ネスト
柴田文江さんがデザインした可愛らしいパーティ食器。
ビオ+デリ
カフェに似合うモダンな食器。 などがあります。
■酸化焼成磁器(通称:ニューボン)
焼成温度約1200℃~1230℃と磁器より少し低めの温度で焼成されます。
酸素を十分に取り入れて焼くことにより、素地の中の鉄分は酸化鉄の状態になり、黄味やグレーがかった白色になります。
素地の色を活かした製品のほか、カラー釉薬を施したカラフルな洋食器も多いです。
一見すると磁器のようですが、どことなく優しい風合いが特徴。
ニューボーンという通称は
お値段の高いボーンチャイナをよりもっと手軽にしたいという要望から、磁器の素地よりはやや精製されていない素地にボーン(骨)を加えボーンチャイナに近い風合いを出せる新生磁器として開発されたところからきています。
現在は、ボーン(骨)を加えていないものも多く、素材や風合いをより広く楽しむための素材のひとつとして優劣の差はなく使用されています。
オーブン不可・電子レンジ・食器洗浄器使用可能です。
キントーの酸化焼成磁器の商品では、リネンがあります。
麻のテーブルクロスに合うような優しさを感じる食器です。
■ストーンウェア
炻器(せっき)とも言います。
半磁器、焼き締めとも呼び、陶器と磁器の中間的な性質を持つ焼き物で約1200~1300℃で焼成されます。一般的に重量感があり、丈夫で欠けにくい特徴があります。
オーブンウェアに多く使用されます。吸水性はほとんどありません。磁器では表現できない、カラフルな色が楽しめます。
ぽってりした重みがなんとも言えず、可愛らしい。
オーブン・電子レンジ・食器洗浄器使用可能です。
ル・クルーゼやエミールアンリなどのオーブンウェアが有名ですよね。
キントーのストーンウェア
Fit - フィット オーブンウェア
薄手のスタイリッシュなオーブンウェア、スタッキングしやすいことが特徴。
Mini チョコレートフォンデュ
バーニャカウダなどの前菜から、デザートまで楽しめるミニフォンデュセット。
■陶器
磁器と比較して、きめが粗い素地(土から作った粘土)をやや低温の約1100~1300℃の温度で焼成したもの。厚手で重く、叩いたときの音が鈍い。質感や色が多様で、吸水性がある。
土目が粗いので、素朴な優しい風合いが特徴です。和食器に多く用いられています。
オーブン不可・電子レンジ・食器洗浄器使用可能です。
まめ知識:陶器は土目が粗いことから、食べ物が染み込みやすい特性があります。
お料理を盛る前に、水分を含ませて軽くふいてからお使いいただくと、しみなどがつきにくくなります。さらに汚れをつきのくくするためには、初めてお使いになるまえに、お米のとぎ汁と入れて弱火で30分くらい煮て、自然乾燥してください。土目が締まり、汚れが浸透しにくくなります。
使い終わって洗った後はしっかり乾かしてからしまってくださいね。
キントーの陶器
オーガニック
手描きの「はけ目」模様が素朴な雰囲気の食器です。
(なかにし)
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