登った数だけ降りる魅惑のデッドスペース
京成立石駅の上下階段
京成立石といえば下町独特の雰囲気があり、街には穏やかな西日のような光がいつも差し、ゆっくりとした時間が堪能できる魅惑のスポットなのですが、こんなほのぼのした駅の出口に注目している人はどれだけいるでしょうか。ここには街をも凌ぐ魅惑の階段があるのです。
まず駅の構造を説明しますと、「京成立石駅」の改札は上にありますから、街から駅を利用するためにはまず階段を登ることになる。最初にのぼり階段が20段ほどつづいたのち、突如平坦なピロティー(踊り場)のような場所が出現。写真はその"ピロティー"から改札方面を撮ったものですが、天井が低く感じませんか。
実はこの先、登った段数をそのまま降りさせているんです。本来なら真っすぐ行けばよいはずのものを、わざわざいちど登ってから降りさせているわけです。これ、利用者の誰もが「ええっ」と思っているのではないか。
おそらく動かすことのできなかった大切な何か(パイプ等)をまたがせるため、この階段がつくられたのだと思いますが、それをなかなか駅員さんに訊くことが出来ない。だって「あの階段の下には何があるんですか?」なんて聞いたら普通は訝しがられる(あるいはおかしいと思われる)に決まっている。でも、人がわざわざつくった駅に不要な階段があるわけで、この異常に気まずい感じ。毎日はイヤですが、たまになら登って降りるぐらい構わないかも。
ところでたしか九段下の駅の地下連絡通路にはこの逆で、「腰洗い槽」によく似た構造の、降りて登る凹んだスペースがあったはず。駅や建築物の裏側を書いた本があったら売れると思う。
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