宮下公園大規模改修計画
ナイキ公園
東京・渋谷の宮下公園が大規模なリニューアル工事により、スポーツ公園として生まれ変わる。
ナイキジャパンが総事業費4億5000万円を負担して、現在あるフットサルコート2面のほか、近郊の美竹公園からジョーダンコートを移設し、スケートパークやオープンカフェが新設される予定だ。また、渋谷区が公園のネーミングライツをナイキジャパンに年間3000万円(5年契約=予定=)で売却することから、名称も「ナイキ公園」と改められる。
ストリート・ムーヴメントをリードしてきた渋谷だけにオープンが待たれる──ということになりそうだが、そこまでナイーヴにはなれない。この計画が明るみになったこの春以降(2008年)、各方面から反対の声が上がっている。
公園の利用者は、フットサルやスケートボードのプレイヤーばかりではない。いこいと散策の場であり、集会の場であり、一部の人にはねぐらでもある。しかし、ナイキは完成後には敷地をフェンスで囲み、使用料をとって運営費にあてるという。公共施設が、商業スペースになるわけだ。
また、区はすでに公園の樹木の伐採に3000万円の予算を計上、今年度中には駅周辺に残された貴重な緑陰が失われることになる。そして、これらすべてが区議会に諮られることなく、桑原敏武区長と一部区議により推進されてきた。
財政の豊かな渋谷区がなぜ区立公園を企業に売る必要があるのか、という声もある。ここでも、「民間でできることは民間に」という悪しき新自由主義か──。この区は2年前にも、渋谷公会堂をサントリーに売って「渋谷C.C.Lemonホール」にしてしまった。
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