日本にもあった!
貝紫と呼ばれる染色手法
世界中でも高貴な人しか身に付けることができないと言われていた紫の色。
その美しい紫には、貝から抽出される貝紫と呼ばれる染料を使用します。
“綾の手紬染織工房”の秋山さんは古代からのすべての天然染料による染色に取り組みたいと思っており、研究をしながら、最後に残ったのがこの貝紫だったんです。
日本には貝紫染めの文化は無いと言われていたので、秋山さんは海外の文書を研究し取り組んだそうです。
貝紫の染料は、九州の有明海に多く分布しているアカニシガイから取れることがわかったのです、しかしその量はアカニシガイ270個でたった1グラムしか取れない貴重なものでした。
秋山さんは昭和 53年から55年にこれを抽出する方法を独自に見つけました。
また、貝紫の技術を成功したこのころ、有明海近くの吉野ヶ里遺跡から貝紫で染めた糸が発見され、「古代の日本にも貝紫は存在した」ということがわかったんです。
そして、秋山さんは貝紫の技術を再現した実績を買われて現代の名工に選ばれました。
当時は皇太子妃殿下だった美智子皇后に貝紫で染めたストールを献上した。
その後、昭和59年と平成16年のご来宮の際、2回ともこの貝紫のストールを美智子さまに身につけていただいたそうです。
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