ザ・ルースターズ/ルースターズ
1980年。博多では、サンハウスが先鞭を打ち、尖りきった四人の若者が、ライブハウスから鋭い咆哮を上げていた、まるで生まれたての赤ん坊の泣き声のように。後の日本のビートロックに連なるけものみちを最初に疾走したのは、ザ・ルースターズ、である。
冗談でもなんでもなく、当時、三大ロックバンドとされていたのは、世良公則とツイスト、ゴダイゴ、それにサザン・オールスターズである。このアルバムの立ち位置を、どこから見ればよいのかといえば、彼らのライブの音をそのまま再現しているとは到底思えない。しかし、確かにここにはある種のWILL=意志があったのだ。もっとも、その後ヒットチャートを席巻していくのは、チェッカーズなのだけれど。ロックフェスが当たり前の夏の風物詩となったこの日本で、彼らがどこまでもリスペクトされるのは、あながち街の若者も捨てたもんじゃない、という証拠だと思う。
- 2008/07/21更新
- 2008/07/21登録
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