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ティーサロン テ・コンセプシオン

TEA SALON Té Concepción

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京都人は新しいもん好きである。だから悠久の都などといいつつ、実はトレンディな店が多い。(トレンディっていうのをアップトゥデートにいうとどう言えばいいのかね)決して和の趣にどっぷり漬かって生活しているわけではない。却って他所から来た人の方が、ベタベタのキョート・ライフを満喫してたりする。(麻生なんとかさんっていうエッセイストとかね)

っていうわけで、京都物産展でも例えば、イノダコーヒとかマールブランシュとか意外に洋物の店があったりする。まぁ考えてみれば、キャンパスが郊外へ流出しているとはいえ、日本でも有数のカルチェ・ラタンでもあるのだから若い人向けの店やら商品に需要があるのは当然のことなのかもしれない。

京都駅から京都タワーの脇の通り、つまり烏丸通を北へ歩くと左手に広大な敷地を誇る東本願寺が見えてくる。その向かいは仏具やら法衣やら念珠を扱う店が立ち並び、全国の信者の参拝を受け入れる宿坊や旅館もあったり、おまけにいかにも「京都に行ってきました」的土産物店も点在して、東本願寺に依存したちょっとした経済圏が広がる。

それを通り過ぎたあたりにちょっと新しめのビルがある。その1階は大きなガラス張りになっている。間口に比べてずいぶん奥行きのある空間が広がるのだけど、中は白を基調としたデザインなのに間接照明で昼でも少し薄暗い。だから知らない人はただ通り過ぎていくだけなのだが、ゆったりとテーブル席がならんでいる。30席ほどだろうか。左奥は区画されていてキッチンになっている。

店の前に腰くらいの高さのイーゼル型のサインボードがあるだけで、なかなか店の正体が分かりにくい。ティーセットのメニューが2、3書いてあるだけだ。時間によってはランチセットのメニューも掲げられる。実はこの店はティーサロンである。たまたま知り合いに連れて行かれなければ、この店の存在は認知しなかったし、ティーサロンであるということにも一生気付かなかったであろう。(入口で紅茶を売ってるからそれはオーバーか)

最初は食事のあとに行ったから、ティーセットを頼んだ。アイスティーと紅茶プリンで1000円くらいだったか。正直強気な価格設定である。でも、紅茶プリンが甘いのだけど、結構いけた。増粘多糖類的なものが入っていない混じりけなしのプリンである。甘さもあるのだけど、ベタベタしない後味。かなりの腕前と見た。紅茶も苦味をうまくコントロールしていて、プリンによく合った。

そんなわけで、そのあと何回か訪れたのだが、ここの真骨頂はランチかもしれない!ティーサロンなのに。サラダランチ1000円を除くと1500円前後とこれまた強気な価格設定。でも、前菜・主菜・デザート・ドリンクが付く。それらが決して手抜きのないものである。味付けもオリジナリティに富んでいる。先日訪れたら、スズキをソテーしたものに「山芋のソース」がかかっていた。山芋をすりおろして、バルサミコがまぜてあるのだ。なかなかやるじゃないか。

口コミなのかなんなのか、京都駅から10分くらいの不便な場所ながらけっこうお客さんは入っているようだ。噂によると「エルマガジン」でも取り上げられたらしいけど(それなのに店内には、Casa Brutusとか建築・アート関連の雑誌しかなかった)。ランチでこれだから、夜はどんな感じなんだろう、と少し期待もするというもの。それなのに夜は8時閉店。なんだそりゃ?それで商売成立するのだから不思議な街である、京都は。

TEA SALON Té Concepción

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