ゾンビヤレイコ
ゾンビ屋れい子
最近、とってもお気に入りの漫画。
ゾンビ屋とは、死者を蘇らせる能力を持つ者の事。
とはいっても、死体に一時的に魂を呼び込む(ゾンビ化と作中では言っている)だけの事で、蘇生させる訳ではないので、体が腐敗していくのは止められない。
なぜゾンビ化を行うのかというと、不慮の死を遂げた人間に何故死んでしまったのかを尋ねたり、殺された人間に犯人は誰なのかを聞いたりする為に、という理由と、自分の代わりにゾンビに戦わせる事によって、戦闘能力を高める為、という理由がある。
主人公れい子以外にも、ゾンビを召喚し、操る事の出来る者が多数出てきて、仲間になったり敵対して死闘を繰り広げたり・・・というお話なのである。
ま、特殊な能力を持った人間同士がその力を駆使して戦うっていう、お約束のお話だが、その何がワタシを惹きつけるのか。
まずは、れい子の性格。
主人公にありがちな、正義感に溢れ、正論を振りかざし、慈愛に満ちて、世の為人の為に戦うような性格ではない。
死者をゾンビ化するのも、報酬を得る為か自分の命を守る為かの、どちらかの理由によってであり、作中の台詞にも「わたしほんとはお金取るのよ!」などと怒鳴るシーンが見られたりもする。守銭奴っぽく値上げ要求をするシーンもある。
こう書くと、何だかイヤな女の子の様だが、そんな彼女が魅力的なのは、ものの善悪の判断はきちんとついており、「自分を守るため」と言いつつも犯罪の片棒を担ごうとはせず、そして何より、ゾンビ屋という自らの職業(?)に、非常に誇りを持っているところである。
誇りを持っているから、ゾンビ召喚術を使って悪事を働く人間は許さない。
果敢に戦いを挑み、容赦なく叩き潰す。その戦いぶりは、時にえげつないくらいである。
そして、もうひとつの魅力は、仲間をとても大事にするというところである。
友情だの愛だのという言葉を連呼する事はない。むしろ友達や仲間なんか、どうでもいい、とでも思っていそうな素振りだが、大事に思っている事は読んでいて十分伝わる。
そう、れい子には、物語の善玉としての押し付けがましさがないのだ。
その事が、少女漫画にはありがちな「主人公の性格が鬱陶しい(そう感じているのはワタシだけかも知れないが)」という感想を抱かせない。
それから、登場人物の台詞廻しも魅力のひとつだ。
単行本だけではなく、月刊の掲載誌でも読んでいるのだが、毎月必ずくすっと笑わせる台詞が出てくる。ワタシの笑いのツボにキレイにハマるのである。
他にも、列挙したい魅力はイッパイあるけれど、それはここでは割愛する。
しかし、ただひとつだけ問題がある。
掲載誌は「ホラーM」というのだが、この雑誌の対象年齢がどう見ても中学生向け。ワタシのよ~なオバさんが、毎月発売日に購入するのは、ちと気恥ずかしい。
おまけに近所の書店が時々この雑誌の入荷を忘れたりする事があるので、そういう時は取り寄せてもらうのだけど、お願いする時が一層恥ずかしくてタマランのだ。
でもでも、やっぱり一刻も早く続きを読みたいんだもん!!
・・・・・というくらい、今、大のお気に入りの漫画なんである。
■2004/02/20追記■
「ホラーM」がどうした事か、大人向け雑誌に趣旨変えしたな、と思っていた矢先、2004年4月号で、「ゾンビ屋れい子」最終回だそうで・・・。
大ショック!!
このキーワードを共有する
-
メイン
つながりキーワード (1)
ゾンビ屋れい子
- (みなみ)
ゾンビ屋とは死人の目を開け真実を語らせ、 報酬を得る。戦慄のリッパー・ホラー 主人公「れい子」は、普段はフツウの女子高生、 しかし依頼を受けて死者を蘇らせる 最強のゾンビ...





ゾンビ屋れい子
MASTERキートン...


