ジャガイモ飢饉(大飢饉:アンゴルタモー)
An Gorta Morはアイルランド語、南アメリカからやってきたじゃがいもは19世紀の飢饉と比例して普及した。アイルランドの人口は18世紀半ばと比較して二倍の人口増となったが、痩せた土地の多いアイルランドでも育てることのできるじゃがいもがそれに寄与したことは想像に難くない。またじゃがいもは植え付ける場所だけ耕せば育ってくれるので、主に踏み鋤を使って飢える部分だけを掘りかえすという簡単な耕作ですんだ。この方法はレイジーベッド(ものぐさの苗床)と呼ばれた。海岸に近い地方では海藻なども肥料に使えた。
じゃがいもの貢献によって人口を増加させたアイルランドに思わぬ悲劇が襲ったのは1948年、じゃがいもに疫病が蔓延したのである。その病気はまず葉に斑点が広がって、そのあと黒く壊疽する。茎やイモも同じ様になって悪臭を発する。このごろにはすっかり主食となっていたじゃがいもが、疫病によって大飢饉の原因を作ったのである。
ジャガイモの世界史
ジャガイモのきた道
- 2008/10/06登録
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