『光の肖像』展
地方新聞の記事を見て、この展示会の存在を知りました。
僕が卒業した大学が行っている作品展。今年で3年目です。
不覚にもそれすら知らなかったのは自己嫌悪です。作者の中には油絵科の先輩や同期、後輩とたくさんの名が。
こんな作品表現でがんばっていたんだなぁと。
自分も何か出来る事をやりたいと素直に思った。
しなくちゃいけないとかそんな自己防衛的なものではなく、至極当たり前の敬意みたいな感覚。
だって描かれていた作品には、被爆三世としての友人や後輩も描かれていたんだから。
・
『光の肖像』展
この作品展は、広島市立大学芸術学部油絵専攻の学生が広島被爆者やその二世三世に当たる人々の肖像画を描くものです。
今回、同大学資料館で行われた第3回では、40点の作品を制作し、前回までの規模を超え、総数100点となりました。
また、はつかいち美術ギャラリーでも平和美術展の一環として全2回の作品全てを併せて展示を致す事になっております。
・
すべて同じサイズのパネルに描かれた作品には、作者自ら取材したキャプションが添えられています。
それはモデルとなった“広島被爆者やその二世三世”の過去や声。
どれだけ奇跡的にこの絵画が生まれたのかが、その言葉と絵の向こう側のまなざしが教えてくれます。
終始鳥肌で、途中座り込んでしまいました。
少し先にも触れましたが、僕の後輩や同期も、被爆三世としてモデルとなっている作品もありました。
その事をまったく知らなかったし、そうやってこの展示会に参加していたことに感情が込み上がりました。
自分は運命的にも「被爆」という言葉とは直接関わりはありません。
だからといって関係のない事でもない。
だって今、ここで、この場所で、僕は生きている訳だから。
少なくとも僕はそう思っています。
そんなに難しい事でも責任を感じることでもない。
数々の作品には、作者とモデル、両者の魂が塗り込められています。
それを正しく次代へ記し、伝えていきたいと思います。
自分にできることはそれの積み重ねていく事だと感じただけなのです。
僕が鑑賞している間、訪れていたお客さんはみなご年配の方ばかり。
作品のご家族やそのご友人、知人だろうか。
じっくりと眺め、中にはスタッフをやっていた学生(作者たち)に笑顔で話しかけたり、お礼をいっていたり。
その姿勢にも勇気というか、前進できる力ももらいました。
短い期間ですが、機会ある方はご鑑賞ください。
そしてまた勝手ではありますが、8月6日と9日のあの日の事を、
ご自身で考えていただければ幸いに思います。
第3回『光の肖像』展
会期 2008年7月31日(木)- 8月10日(日)10:00 - 17:00 会期中無休
会場 広島市立大学芸術資料館 〒731-3194 広島県広島市安佐南区大塚東3-4-1
TEL&FAX:082-830-1636
『第12回平和美術展』(光の肖像展1・2)
会期 2008年8月1日(金)- 8月24日(日)10:00 - 18:00(入館は17:30まで)月曜休館
会場 はつかいち美術ギャラリー 〒738-0023 広島県廿日市市下平良1-11-1
TEL 0829-20-0222 FAX 0829-31-5108
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住所:
広島県広島市安佐南区大塚東3-4-1
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