アカイシミチヨ
赤石路代
マンガ家。小学校5年生くらいからファンだった。最初に知ったのは「ちゃお」に連載していた「アルペンローゼ」、次に「ないしょのハーフムーン」。単行本が発売されるたびにわくわくして買い集めたものだ。その後両方ともまとめて古本屋に売ってしまったが。(どうせ大した値段にならないのだから、手元に置いておけば良かった…と今は後悔している)。「アルペンローゼ」はアニメも熱心に見た(単行本を持ってテレビの前に陣取り、「あ、この場面は原作と違う!」とか言いながら見ていた)。
その後も高校生くらいまで、「天よりも星よりも」「姫100%」などは友達に借りて読んだ。院生になってから、榎本加奈子主演でドラマ化された「P.A.」も読んだ。最近のはさすがに追っていない。
清く正しい少女マンガの人、だと思う。複数の作品に出てくるモチーフとして、両親を知らない、あるいは知っていても家族との絆の薄いヒロイン(これは80年代後半の少女漫画に共通かも)、男装するヒロイン、恋人との長期間の別離と再会、そっくりで入れ替わっても誰も気づかない兄弟、火災からの脱出、天才的な能力(演技力)があるという設定、女子校で同性にもてるタイプの女の子、等々。ストーリーの舞台はいろいろだけど、しいて言えば芸能界、それも、アイドルとかミュージシャンではなくて、「役者」という感じの俳優が出てくるものが多い。
小学生の頃、この人の描く絵柄がとても好きで、連載してた雑誌から絵を切り抜いてノートに貼って保存とかしてたなあ。それから、私の思う理想の女性像ってこの人の描くヒロインにかなり影響されていたな、と思う。美人で気が強く、情にあつく、賢くて、行動的で機転がきき、自分より弱いものは体を張って守る(車や電車の前に飛び出した子どもを、自分も飛び出して守るというのも頻出エピソード)。ラブラブの恋人がいて、もてるけど浮気はしない。ボーイッシュなところがあるので同性にも人気があり、恋人に片思いしている女の子も最終的には「彼女なら仕方がない」といって諦めてしまうようなキャラクター。
この人の短編は読んでいて面白いと思ったことがあまりないのだけど、長編のドラマチックさはさすが。難があるととしたら、雑誌の都合かもしれないけど、長編で時々終わり方が唐突なこと。それから時折見せる「アシスタントに描かせてるな~」と思われる絵柄の粗さ。80年代後半の「アルペンローゼ」前編5巻の辺りが一番丁寧に描いていたと思う(今から見ると古い感じの絵だけど)。ここ数年のはちらっと見る限りでは、当時と比べて明らかに絵が荒くなっていて悲しい。
公式サイトによると、デビューは1980年とのこと。キャリアの長い人ですな。
・現在連載中という雑誌「flowers」のサイトにインタビューがある。過去の作品にも触れているのが個人的に嬉しい。(http://flowers.shogakukan.co.jp/...)
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コメント (4)
2002/08/11
なると たしかに正統派少女漫画って感じですね (^_^; 昼メロ的ともいうか。それがいいんですけどね。
yuco そうですね~。とはいえ最近はほんとに読んでいないのだけど。
エミ 「天よりも星よりも」やはり小学生の頃、「ちゃお」で読んでて夢中でしたね。でも、あれだけ「織田信長と濃姫の生まれ変わり・・・」と吹き込んどいて、結局は義経と静御前かなんかに落ち着きましたよね。ガキんちょながらに「それって・・・」と思ったことです。でも、なつかしい! 大好きでした。
yuco そうそう、「天よりも星よりも」は特に、終わり方が唐突すぎでしたよね。あれはさすがに、雑誌の意向かなぁと思いました。
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