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ニッケイ新聞 (ニッケイシンブン)

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「日経」ではなく「日系」。オフィシャル・サイトの URL「www.nikkeyshimbun.com.br」の「.com.br」という部分でわかる通り、今年、移民 100 周年を迎えたブラジルの日系移民、及び移住者・駐在員向けにサンパウロで発行されている日本語新聞です(ポルトガル語の名前は「Jornal do Nikkey」)。このネーミングのセンス、個人的にはキライじゃないです。

日系ブラジル人と言えば、世界最大の日系人コミュニティ。日本語新聞の歴史も古く、移民開始当初からいくつかの新聞が発行されていたそうで、当初は主にポルトガル語ができない移民に正確な情報を与えることを目的としつつ、同時に「日本人として」「移民として」「日系ブラジル人として」といった「アイデンティティの在り方」にも言及するオピニオン紙としての役割も果たしてたそうです。

いくつかの新聞が廃刊・合併等の紆余曲折を経て(特に、第二次大戦時には、いわゆる「勝ち組・負け組抗争」など、悲劇的な事件もあった)、現在はこの『ニッケイ新聞』に統一されているということですが、今は逆に、どんどんブラジルに馴染んでいく若い日系ブラジル人に日本(語)文化や歴史を伝える役割も果たしているようです。

個人的には、子供の頃に憧れてたアントニオ猪木がブラジル移民(彼は日本で生まれてから家族でブラジルに渡っていて、現地では現地生まれの二世以降を「日系」と呼ぶらしいので、そういう意味では日系ではない)だったことから、ブラジルに移民・日系人がたくさんいることは知識としてはかなり前から知っていたんだけど、オトナになって、あらためてブラジルという国の文化に興味を持つようになると、日本人としてブラジルという国を知る上ではやっぱり避けて通れない部分だし、すごく興味深いテーマでもあるので、そういう意味で、現地の情報をリアルタイムで知れるメディアとしてウェブ版を見るようになりました。

一方では若い日系ブラジル人がどんどんとブラジル文化に馴染んでいくのにつれて日本文化から疎遠になりがちだったり、もう一方では「デカセギ」のような現象も恒常化していたりしつつ、ボクのように今の日本にはない魅力をブラジルに感じてる人間が増えているように思える昨今、日本とブラジルという国の関係や、そこで『ニッケイ新聞』のようなメディアが果たす役割も次のフェーズに入ってるのかなぁ、なんて思います。

あと、この新聞の果たしてきた役割について知れば知るほど、今の自分の日常生活の中では半ば形骸化している感のある「新聞」というメディアの本来の姿や果たすべき役割についても考えさせられたりします。

移民 100 周年を迎えた今年は、本や映像などの関連資料がいろいろなカタチで発表されてるので、そういうもので勉強するのにはもってこいのタイミングですが、この『ニッケイ新聞』もブラジルっていう国について知る上で助力になり、しかも日常的にリアルタイムで触れられる貴重なメディアのひとつです。

ニッケイ新聞

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