星野仙一
基本的に「闘将」タイプが大嫌い。なので、そういう熱い思いが空回りして星野ジャパンが負けること自体は、私には喜ばしいのです(ついでに野球も五輪から消えるのに賛成です)。
ただ、予選リーグで韓国に負けたまんまというのもイヤなので(この隣国のこともどうも好きになれません)、今夜の米国戦には敗れて、まずは決勝リーグ初戦(準決勝)で予選1位の韓国と当たる4位の「好位置」を確保し、そうして同じくらい熱い同国民が歯ぎしりするだろうリベンジだけは果たしたうえで、決勝は再びダルビッシュがキューバに返り討ちにあって銀メダル――というのが、現時点での私のベスト・シナリオです。
いえ、銀こそを善しとする屈折はさておき、順位にこだわるならばこの時点ではけっこう現実的な、ゆえに米国サイドも考えているにちがいない凡庸すぎるほどのシナリオなのですが、主力選手の数人に高校球児まがいの髪型への変更をうながすスタイルは、タレントキャスターの情緒的なコメントで放送の盛り上げを計るテレビ的感性ともども、そのようなリアリズムは許さないことでしょう。
結果はどうあれ、まるでアテナイでの預言にとり憑かれたかのようであった、この国の若者たちの北京での戦いぶりをクールに分析する、反物語的なスポーツ・ジャーナリズムの台頭を期待したいところです。
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コメント (2)
2008/08/21
peaceful メディアの報道は、確かに聞いていて恥ずかしいし、気持ち悪く感じることもありますね。精神論だけじゃ勝てないことは先の大戦を考えればわかるはずなのにね。かといってメンタルが弱くても駄目ですが・・・
ヰタ・ブレヰス 開設初日の初書き込みにさっそくコメントをいただきました。ありがとうございます。試合はしかし、期待どおり(笑)、米国に負けましたね。すると、この段階で「闘将」監督・コーチ陣も、選手たちも、そしてメディアも、対・韓国を歓迎する風情を漂わせ始めます(この結果論的風潮にあらがうために私は昨夕、試合前にこのcyberspaceを選んで書き込んだのです)。今夜のタレントキャスター(中居正広)にいたってはなんと、「さあ、金メダルは目の前です」風の閉め方をしました。なんだか韓国に連敗して、メディアが石つぶてを投げる光景を期待すらしたくなってきました。
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