ヴァン・モリソン/アストラル・ウィークス
ストレンジ。堂々と、ゼムのような骨太のR&Bを続けていれば、それだけでも偉大な大家だったろうに、1968年のこのアルバムでは、即興的なアシッド風味で、よくわからない叙情を醸し出している。狂気の匂いがしないのは、抜きん出た実力ゆえか。しかし、どう考えても狂っているのだ。
もちろんヴォーカリストとしての魅力を味わいたいのなら、他にいくらでも素晴らしいアルバムがあるのだけれど、やっぱり時代に足をすくわれて酔っぱらっているようなふしぎな雰囲気、夏のむさくるしい妖精のきらめきに惹かれます。
- 2008/08/21登録
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