Amazon Elastic Block Store
インフラをWebサービス化するという、とんでもない発想で次々にサービスを提供しているアマゾン。これまでにバックアップストレージのS3 (Simple Storage Service)、メッセージをためて読み出せるSQS (Simple Queue Service)、簡単なデータベースであれうSimpleDB、なんとサーバーをそのまま貸し出すEC2 (Elastic Compute Cloud)と、続いてきたが、昨日、遂にネットワーク型ストレージサービスが追加された。その名も、「Elastic Block Store」。まさに最後のミッシングピース。
ストレージサービスと言えばS3がすでにあるのに?と思うかもしれないが、S3はブロックデバイスではないのでマウントして使うということが出来ない(工夫が必要)。そのため例えばDBサーバーのストレージとしては使えないという欠点がある。それに対し、名前の通りEBSはブロックデバイスなのでそのままディスクとして使える。好きな形式にフォーマットすることも可能だ。本当に生のディスクをマウントする感覚。どう使うかは自由。EBSとS3は、いわば、ディスクとテープドライブの違いぐらいの差があるのだ。
ただのディスク扱いということは、これ単体では共有ボリュームとならないことに注意が必要だ。NFSの替わりになる訳ではない。そういうサービスを提供するためにはEC2のインスタンスが必要になる。しかしデータはアマゾンインフラの中でバックアップされ、壊れることはほとんどなく、好きなときにS3にバックアップ(スナップショット)がとれる。いつでもアンマウントでき、別のインスタンスでマウントすることもできる。shared everything型のHA構成がとれるということだ。
そして、何よりすごいのが、それが全てAPI経由で操作できること。コマンドラインからチャカチャカしているだけで、海の向こうのどこかでサーバーが立ち上がりディスクがマウントされる。うーん、すごすぎる。
お値段はかなり低めに設定されている。容量とアクセス数の組み合わせで以下の通り。
1GB = $0.10 / month
1 million I/Oリクエスト = $0.10 / month
I/Oリクエストがどのくらいかというのがちょっと予測しづらいが、例でのせているのは、100GBで毎秒平均100 I/Oリクエストだった場合、ひと月$26ということだ。破格。
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