NHK ヒトミ その後
連続テレビ小説「瞳」その後
6ヶ月クールの連続小説「瞳」が、残り1ヶ月余りを残すところまできた。
ヒップ・ホップなんていう「不良の踊り」に、「暑苦しい」西田と養育家族の話が、朝っぱらからの「お茶の間」に、どこまでモツだろうか、と思って見ていたが、視聴率については知らないが、どうやら「それなり」に着地するのではないか、と思えてきた。いつものNHKのお家芸でもあるが、主役の周りにバッチリと「燻しギン」の役者を配し、なにより子役が並でない。「おしん」まではないにせよ、出色だろう。女の子は里子の岡友梨亜。森迫永依という子役。親の虐待にあった過去をもつ。小学6年から中学に入ったところ、という微妙そうな年代の心の襞を巧く表現しているように見える。
番組ではいま、ヒップ・ホップなんていう「不良の踊り」という「偏見」を巡って、「孫にはヒップホップはやらせない」という頑固な爺(小松政夫)をどう説得して、友梨亜が心配している引っ込み思案の友達を再びヒップ・ホップの練習に戻せるか、というところにさしかかっている(オーバーな表現だな)。
西田の「暑苦しい」演技も、この友梨亜などにかける言葉は、結構まともなことを言っている。主人公「瞳」の踊りも、自分たちが「踊れる場」を求め、コンテストへ出場しプロを目指す方向から、身近な中学生や老人会も巻き込んで、そこで踊りを生かしていく、という方向へ向けているのも、一つの工夫なのだろう。
それにしても、隣りの家の2階の物干し場と窓の距離で交わされる会話、その風景というのは、昔々のNHKドラマ「バス通り裏」のシーンを思い出させる。(知っている人のほうが少なくなっているんだろうが……)。それにしても、「バス通り裏」で十朱幸代だとか岩下志麻が出ていた頃のテレビって、VTRがなかったんだから、全部ナマだったんだな、と改めて考えてみたりした。
- 2008/08/28登録
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