千代田図書館
地上10階、平日の開館は午後10時まで。公立の図書館では、一番高く、遅くまで開いている図書館ではないだろうか。自らも「あなたのセカンドオフィスに。もうひとつの書斎に。平日夜10時までご利用いただける、いままでにない"図書館"です。 」と銘打っている。
皇居のお堀端、九段下に近い、千代田区役所の中にある。合同庁舎群の一角にあるのだが、折りしも関東地方に、揚がりっ放しの花火のような雷と稲光、叩きつけるような雨を避けての雨宿り、ということがなければ、そんなところには迷い込まなかったかもしれない。それも前を歩いていた人が、その中に入っていかなければ……
確かに区役所というのも、随分と開かれてきたものだ。残業をしている職員もいれば、外の仕事を終えて公用車も帰ってくる。入り口には警備の人が厳しいのだが、そんな中に、女の人が午後八時も回った時間に、すたすたと入っていくというのは、ちょっと不思議に見えた。が、庁内の案内板を見て、割りにすぐに合点がいった。エレベーターは最上階よりは一階下になる9階へ。左が受付、右が閲覧室。
どうやら9階と、10階にも児童コーナーなどが、あるらしい(10階は見ていない)。開架式の書籍は別に不思議もないが、さすがに天皇さんの足元のクリツ図書館だけに、情報探索コーナーなどが充実している。「これは何だ」と思ったのは「キャレル席」という言葉。個人用ブースと書いてもらえれば、すぐに分かるのに、これもお役所の気取りかな。電源は無論、無線LANも完備。その外にAVブース席もある。ここでの本の閲覧は、誰でも制限はない。本の借り出しから、キャレル席の予約となると、事前に登録が必要だが、それも「千代田区在住・在勤・在学」と、その他でも、身分証明があれば、登録できる。
一番分からなかったのは、「千代田Web図書館」。「日本の公共図書館では初めてインターネットを活用した「千代田Web図書館サービス」を提供しています。このサービスは、電子図書をインターネット上で貸出・返却を行なうものです。」「電子図書とは、古い図書資料などをスキャン・撮影し、デジタル化したものではなく、主に従来の冊子体図書をデジタル化したものです。一般的にeBook・電子書籍と呼ばれます。電子図書の貸出・返却処理などをシステム化し、インターネットを活用して提供する公共図書館は日本初です。 」――なるほどです。図書館はいま、そこまで進んできているのですね。だけれども、このWEBサービスだけは、いまのところ「千代田区在住・在勤・在学」の登録者だけしかアクセスできないそうです。
雨の夜の訪問で、堪能はできなかったが、昼間の眺望も悪くないはず。すぐ皇居・北の丸が目の下に。雨宿りだけでなく、利用者は午後9時になってもフロアー一杯でした。
- 2008/08/31更新
- 2008/08/31登録
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コメント (2)
2008/09/01
糞袋 午後10時ですかぁ、いいなあ。ワタシの地元の図書館は自宅や交通機関からのアクセスが悪く、そう遅くまで開いていないので、職場(他府県!)から昼休みに行ける図書館を利用しまくっています。自治体の規模が違うので図書館の館数自体が5倍も差があるし、本もCDも館ごとに借りられるし、新刊やマニアックな書籍も揃えてあるし・・・。(そこの市民税払ってないのにごめんよ、と。)しかし、そういうサービスなら税金使ってもらってオッケーよ!てな感じです。
2008/09/02
chagale 公立図書館のサービスは、この5年くらいのスパンで、どこの図書館でも良くなってきているようにかんじられるのですが、この千代田には、いささか驚いた次第です。サービスの質が深くなってきていることが、これまで考えられないほどですものね。
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