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ヨコハマトリエンナーレ

横浜トリエンナーレ

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横浜の現代美術の国際展「横浜トリエンナーレ」の第3回展が9月13日に開幕。 11月30日まで。

2001年に第1回展。草間弥生なんかも出展していて、見に行った。草間と蔡國強、やなぎみわといった幾人かの作品とシャトルバスに乗っていったひと気の少ない赤レンガ倉庫以外、あまり記憶にない。
トリエンナーレ(=三年に一度)だから、2004年に第2回展をやったかというと、いきなり問題発生。会場探しに時間を費やしたあげく、総合ディレクターの磯崎新は横浜市と対立して辞任。現代美術作家の川俣正が後を継いだ。2005年の第2回展は川俣の作品を雑誌かなんかで見た以外、ほとんど記憶にない。(磯崎辞任のスキャンダルはよく覚えているけど)

そして第3回展。総合ディレクターは神奈川県立近代美術館企画課長の水沢勉(随分お地味だわね)。

全体テーマは「TIME CREVASSE 」(タイムクレヴァス)。
「・・・・・時間は複数の系として流れている。とはいえ、そのこと自体がそのまま豊かであるわけでありません。むしろ、時間は、ときに捩れ、渦巻き、ぶつかりあい、そこに予想をしない亀裂が生じ、そこに深淵が顔を覗かせます。アートの力は、まずは、その深淵を直視し、いうならば「タイムクレヴァス」のかたわらに佇むことによって、個人と社会、国家、性差、世代差、人種、宗教といった相互の差異を、現在の自分自身が置かれている状況を含めて、徹底して感じ取ることから生まれ出てくるのではないでしょうか。雪原に口を開くクレヴァスは、きわめて「美しい」ものだといいます。しかし、アートの力は、そこに転落する誘惑を断ち切る力も同時に秘めています。そこにひとびとが交通するための橋を架ける行為でもあるのです。・・・・・」。コンセプトもありきたりのような。


けなしてばかりだが、世界各地から数十人ものアーティストを選び、最先端の多様な作品を見せてくれるのはありがたいことだ。それに、赤レンガ倉庫、三溪園、日本郵船海岸通倉庫、ランドマークプラザといった新旧の個性ある施設を会場に、屋外も取り込みながら、そして作家は場所性を生かした作品を制作する点は、横浜ならではだろう。


(08.09.13追記)
ほぼ一日かけて見て回った。三溪園までたどりつけなかった。
「がっかり」というのが正直な印象。あるいは「腹立たしい」とも言える。「場所性を生かした作品を制作する点は横浜ならでは」と書いたが、自らの不明をわびたいような。どうやら、パフォーマンス重視の人選というか、つまらん映像作品ばっかりだ。それどころか吐き気(いや、ほんとに)を催すものさえある。
赤レンガ倉庫なぞは、見るべき作品は一点もないと言い切ってしまおう。
見た価値があったといえるのは、中西夏之の12枚の絵画を軸にインスタレーション仕立てにした「着陸と着水―Ⅶ YOKOHAMA 絵画列による」。場所は日本郵船海岸通倉庫(3階です。2階までしかないのかと思ってよその会場に向かったら、遠くからみて、あれ3階まであるじゃないかと気づき、戻ってよかった)。
街角にあるのは、ランドマークプラザなど2、3点だけ。会場内のどこにだれの作品があるのかも分かりにくい(スタッフはやたらいっぱいいるのだが)。
勅使河原三郎のパフォーマンスは見たかったが、開始時刻は会場に行くまで分からない。随分並んでいるから、結局見られない。
市民から遊離したアートイベントになってしまっているのではないかと懸念する。

(08.11.23追記)
前回見て回ることのできなかった三溪園に行ってきた。
ランドスケープインスタレーションとでもいうべき中谷芙二子の作品「雨月物語」についてはこちらの日記に書きました。
内藤礼は横笛庵という茶室のような小さな建物の中で、一本の糸をつるし、下に置いた電熱器の熱でわずかに起きる空気の動きにより、糸がゆらめくさまを見せるという極めて繊細(というか、ある意味、大胆)なインスタレーション。蜘蛛の糸のような極めて細い糸が気ままに動く。何が作品なのか、よく目をこらさないと分からないかもしれない。こういうのもひょっとするとミニマルのカテゴリーに入るんだろうか。
ところで、重要文化財という旧東慶寺仏殿では、パフォーマンスをやっていて、開始1時間前に20人分の整理券を配るというシステムなのだが、すぐいっぱいになるかもしれないのでそのちょっと前には来てください」とスタッフが言うものだから、15分前ぐらいに行くの既に定員オーバー。こんなシステムでは、延々その場所で待っていないといけなくなって
しまう。メーン会場から30分以上かかるところにあるのだから、違う方法にしてもらわないと、ずるずると整理券を取り損ねて時間をつぶすはめになり、遠方から来て一日で効率的に見て回ろうとする人はたまらないだろう。
(一日のすべての時間帯を選択制で順番に埋めていく、ディズニーのような方式にすればいいのに、という不満の声アリ)

最後、再び新港ピアへ。近くの海沿いで、大巻伸嗣の「Memorial Rebirth」を見学。こちらも写真と感想は日記でどうぞ。

横浜トリエンナーレ

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nob-bro画像 投稿者:
nob-bro
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  • 価格: 1800円
  • 2008/11/24更新
  • 2008/09/12登録
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