アートなウシがマルノウチ ジャック
丸の内の牛
何なのだ、この牛たちは――。善光寺でもないというのに、あちらの辻、こちらの建物の入り口に、とウシがいる。腹から背中にペインティングをしたり、何と覆面姿の「月光仮面」まがいの牛さえいる。どうやら今秋、2年ぶり3度目の「カウパレード東京 丸の内2008」というアート・イベントらしい。
この「カウパレード」。1998年にスイスで始まったのだとか。地元アーティストの手で彩られたウシのオブジェが街路に飾られ、スポンサーや寄付金が集まるほど話題を集めた。その後ニューヨークやパリなど主要都市でも次々と開催された。動員数は記録的でったとか。
参加しているのは千代田区の中学生をはじめ、「アートアワードトーキョー2008」で受賞した、若手アーティストがエントリー。タレントの中川翔子さんや建築家の隈研吾さん、アートディレクターの佐藤可士和さんが彩るウシたちも見所――というのだが、残念ながら、その人たちがいかに凄いのかは、勉強不足の私には分からない。
全ウシのmapがあるのでグルリと巡回してみるのもヒマな人には一興か。グラスファイバー製のウシの実物大65頭に加え、子ウシのような8頭を加え、都合73頭がエントリーしているらしい。
要は、アーティストが参加して、いろいろなウシ模様を描いて、それを10月19日にはチャリティー・オークションで売り払う。それまでに、オリジナルのカウグッズを販売したりするという。
目的は何か分からないが、このような企画が街を賑々しくしていることは事実だ。何か楽しくなる。そんな気分が大事なのだと思う。
最近、というかこの10年近く、仕事場と家を往復する生活が多く、何のことはない、東京に棲んでいて東京を知らない、という状態になっている自分を発見した。だから悪いわけでもないかもしれないが、まだまだ好奇心は失いたくないし、持っていたい。それが生活を豊かにしてくれるのではないか、と思う。
その意味でも、丸の内のウシたちには、ちょっと感謝かもしれない。「引かれて」どこかへ行っても良いような気さえした。
- 2008/09/15登録
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カウパレード東京丸の内2008
- (nob-bro)
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