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タニザキ ジュンイチロウ「シセイ」

谷崎潤一郎「刺青」

「それはまだ人々が『愚』という徳を持っていて、世の中が今のように激しく
軋み合わない時分であった」
と始まる。
「男の生血に肥え太り、男のむくろを踏みつける足」を
持つ女に刺青を彫ることを願う、若き刺青師、清吉。

その女性の表現がすごい。
「その娘の顔は、不思議にも長い年月を色里に暮らして、幾十人の
男の魂を弄んだ年増のように物凄く整っていた。」

映像化するとしたら、どんな女優が相応しいのでしょうか。
想像してしまいます。

念願かなって、女性に刺青を彫るシーンの描写はすごい。
たった3ページくらいなのに、午後から夜、明け方へかけて
ゆっくりと彫っていく様を文字通り、刻々と描く。
どきどきしますねえ。う~む

そういえば、作中の「深川の料理屋平清」はまだあるのでしょうか?

谷崎潤一郎「刺青」

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投稿者:
xenon
詳細情報
  • 明治42年11月『新思潮』にて発表
  • 発売元: 新潮社
  • 年(代): 1969
  • 2002/08/16登録
  • 3892クリック

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コメント (1)

2002/08/17

[spock] 若い頃の梶芽衣子かな(笑)。ちなみに平清は明治期に廃業しています。

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