丸の内線本郷三丁目駅
この駅へのアプローチはかなり個性的なものがあります。「寸」という字の点のように、本郷通りからも春日通りからも約70mほど引っ込んだ路地の奥にあり、はじめて降り立った人は「オヤ?」ととまどうかもしれません。
ただいま大改装中。かつてのくすんだ駅舎からは想像もつかないような、近代的な曲線をもったテント屋根がビルの谷間に出現。
じつはこの駅、丸ノ内線の駅がどんどん近代化されていく中で、後回しにされていた駅のひとつで、ホームの薄暗さや、あの鉄とコールタールとなんだかわからないような臭気の入り交じったような古い地下鉄独特の「におい」が、ニューヨークの地下鉄を思い出させるものがあって、個人的にはとても親しみがあったのです。
路地を本郷通りに出る角にある雑誌専門の書店もニューヨークの街角のマガジンスタンドを連想させるものがあります。
こんなところからもどんどん昭和がなくなっていくのを感じます。
ちなみに丸ノ内線は池袋~御茶ノ水間が昭和29年に最初に開業しました。
●2002年11月16日更新
セメント養生のためのカバーやマスキングなどが一部残っていますが、ほぼ完成しました。駅舎入り口には東大赤門になぞらえたのでしょうか、深紅のゲートができています。
ホームで駅員さんをみかけたので聞いてみました。
いよいよ11月22日に完成だそうです。その日が施行業者から営団への引き渡し日となっていますが、特に竣工式とかオープニングセレモニーとかは予定していないそうです。
ホームは工事前に比べるとずいぶん広くなったような感じがありますが、駅員さんの話では壁タイルを貼り替え、照明を一新しただけで、まったく拡幅などはしていないそうです。
あのなつかしい「におい」はもうどこにもありませんでした。
●2003年12月24日更新
先日、ひさしぶりに通りかかったら、なんと本郷通り角のマガジンスタンドはなくなり、こんどはヨーロッパの街角を連想させるようなスタンドバーになっていました。
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