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ネクタイノスウガク

ネクタイの数学

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ありそうでなかった、ネクタイの結び方について解説した本。

1章ではネクタイの歴史について触れています。これはなかなか興味深いけれど、まだまだ助走の段階です。
2章からはとうとう本題、「数学の結び目理論」を応用した「ネクタイの結び目理論」について解説しています。この結果、ネクタイには85種類の結び方があり、そのうち13種類が対称性とバランスから「美的ノット」と認定できる、と説明しています。なんでこんなことを考え付いたんだろう、などと思った人はかなり引き込まれています。
続く3章は、その全85種の結び方の図解が載っています。「フォアインハンド」「ウィンザー」など、名前のあるものの場合は、その由来などのエッセイもついています。最後に、付録で「ネクタイの結び方とランダムウォーク」という題の文章が載っていますが、数式ばっかりでさっぱり分かりません。解説文は無し(ちょっと寂しい。訳者から一言欲しかった)。

ケンブリッジの物理学者が書いた本で、これに関連する論文もあるそうなんですが、(3章の図解に本の半分以上が費やされているという点で)かなりの馬鹿本に入ると思います。
でも、文庫本で安いし、古今東西のスターの写真もふんだんに載っていて(ウィンザー公、バルテュス、オナシス、マレーネ・ディートリヒまで!最後のエルヴィスは、多分イギリス的ユーモアってやつだと思う)かなりお得感が高い一冊です。こういう本好きだなぁ。

口絵カラーは代表的なノットたちの写真で、はじめは全部同じに見えて、ナニコレ?って思います(笑)でも、読み終わったときには、きっとお気に入りが出来ているはず。
洒落者の上司に貸したら1年返ってきませんでした。
…もしかして、全部試したの?ボス。

ネクタイの数学

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詳細情報
  • 発売元: 新潮OH!文庫
  • 価格: 695円
  • 人名: トマス・フィンク&ヨン・マオ
  • 青木薫
  • 原題: THE 85 WAYS TO TIE A TIE
  • 2002/08/18更新
  • 2002/08/18登録
  • 20362クリック

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