大発明? とても聞き上手な植物のおもちゃ
ペコッぱ(空気がよめる植物)
ペコッパ
僕が待ちに待っていたおもちゃが届いた。その名は『ペコッぱ』。セガトイズの新商品だ。
空気をよんでコミュニケーションを助ける植物のおもちゃだというから、植物のプロである僕にとっては一大事。しっかり予約して、無事発売初日に手に入れたのだ。
『ペコッぱ』の売りは単純明快。それは、空気をよんでうなずくことができる こと。
『心が通う、うなずき理論』と、電気が通ると生き物のような動きをする『バイオメタル』を採用して、これを実現したという。実際に、以下のような機能を謳っている。
①友だちとの楽しい会話に
②ひとり暮らしのさみしい部屋に
③誰かにグチりたい時に
④会議の盛り上げ役に
⑤部下が話を聞いてくれない時に
さらに、堂々と「うなずいて、KY(空気がよめない時)を助けます。」とまで言い切っているのだ。
僕ははやる気持ちを抑えて箱から丁寧に取り出した。
思っていたより小さい。
高さは約13cm。
双葉の形が可愛くてGood!
単4電池を3本入れてスイッチON。
まずは双葉をパタパタ。
それから小さくうなずいた。
面白い♪
音もなく動くところがなんともリアルで生き物っぽい。動作は、双葉のパタパタ、小さなうなずき、大きなうなずきの3パターン。これを『うなずき理論』によって組み合わせ、色々な動作を可能にしているらしい。
なかなか良いじゃないか。
僕は本物の植物の開発者だから、一方で『ペコっぱ』に対して妙なライバル意識も持ってしまった。
早速、『ペコッぱ』を会社に連れて行き、僕のデスクや、大勢での打合せの場や、昼食の場に置いてみた。もちろん『ペコッぱ』の動きと周囲の人の反応を観察するためだ。
色々と置き場を変えてみて、僕は結局次のような結論に達した。
『ペコッぱ』は、静かな場所で少人数で話している時に最も可愛く感じられる。ワンテンポ遅れてうなずくところがなんとも言えず良い感じだ。もちろん独りの時もOK。こういう条件であれば、確かに空気をよんでうなずいてくれているような気分になる。
欠点は、音への反応が良過ぎること。
大勢で話をしている場では動きが激し過ぎ、逆にイライラを誘ってしまう。はっきり言って目障り。まるで会議の席で貧乏ゆすりをする誰かさんのようなのだ。これじゃあ、とても空気をよめるとは言い難い。
『ペコッぱ』は自宅で楽しむべし。
会社でのコミュニケーションは自力で何とかすべし。
もともとおもちゃなんだし、当然の結論と言えばそれまでか。
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