びゃくれんれんれん
白蓮れんれん (中公文庫)
九州の炭鉱王に嫁ぎ「筑紫の女王」として知られた歌人柳原白蓮(火華子 あきこ 1885-1967)。何不自由のない生活を捨てて若き弁護士宮崎龍介と駆け落ちした世紀の恋愛事件のヒロインとして有名ですが、門外不出とされていたふたりの間に交わされた恋文を読み込んで書かれた小説。白蓮が嫁いだ伊藤伝衛門の妹初江の視点から描かれています。
華族の家に生まれ、大正天皇の従姉妹でもあった・・・ などというと、何の苦労もしらないお嬢様のように思えますが、16歳で苦しみの多い結婚をしいられ、子どもを出産したのち離婚。再婚した相手には、知らされていなかった秘密がぞくぞく、と運命に翻弄された前半生であったことがわかります。宮崎龍介との愛は、彼女にとって何にもかえがたい宝物だったのでしょう。
おりしも日本橋高島屋で柳原白蓮展が開催中ですが(2008年10月20日まで)、写真で見る白蓮はまるで少女のような可憐さをたたえていました。まさに籠の鳥という風情… が、宮崎龍介と結婚し、二児を得てからは、病弱の夫を助けて文筆で生計をたて、和歌の講師の仕事もするというたくましさを身につけていきます。命がけの恋をしてえた愛児のひとりを戦争で失った白蓮は悲母の会を結成し、平和運動にも積極的にかかわったとか。
展覧会では、直筆の手紙類のほか、白蓮がかつて住んだ伊藤伝衛門邸の写真(超・豪邸です)、宮崎家の書斎や白蓮の使った文机、ひな人形、チャイナドレス、また売春が非合法化される前の「吉原」を逃げ出した女性を白蓮がかくまったときの新聞記事など、貴重な資料を見ることができました。
飯塚商工会議所 http://www.iizuka-cci.org/index.html
その他の白蓮関連書籍などの紹介もある
Wikipedia 柳原白蓮
http://ja.wikipedia.org/wiki/...
高島屋HP
- 商品名: 白蓮れんれん (中公文庫)
- 価格: ¥800
- 著者: 林 真理子
- 出版社: 中央公論社
- 発売日: 1998-10
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- 2008/10/12更新
- 2008/10/12登録
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