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構造構成主義とは何か@コピペで綴る入門(1)判断中止→還元→関心相関性

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「構造構成主義とは何か」西條剛央を読みながらネットで関連情報検索→Googleノートブックでクリッピングしつつコピペで綴る入門である。まずは、その基礎概念装置たる判断中止→還元→関心相関性を紐解くことにしよう。

(1)判断中止→還元

いずれも現象学<世界がすでに「ある」とする態度を棚上げ(エポケー、「判断停止」と訳される)して、そのような信念がどのようにして成立するか、そしてそのような「ある」ものとしての世界は、経験からどのように構成されるのかを探求する>の難しい概念であるが、何回、入門書を読んでも忘れてしまう。だが、今回はもう忘れない。この二つの概念が極く当たり前の考え方であることをようやく理解したからだ。例を挙げて理解するのが最も手っ取り早い。

彼女は美人か、それとも、ブスかが議論の争点になっているとしよう。
美人かブスかという議論はさておき、というのが「判断中止」。
双方がなぜそう考えるのかを考えようというのが「還元」。

なんだ、こんな簡単なことでいいのかと思って「現象学 判断中止 還元」で検索したら

ん?当たり前のことじゃないのか。僕は就活で「自分は〇〇がやりたい」という 確信をとりあえず「判断中止」して、どうしてそう思うのかという部分に関して、自分の過去の経験や判断、考え方とかに「還元」していった。そういうことを 現象学的思考法と呼ぶらしい。何となく当たり前にやっていることだが、そういうことを言葉で説明するのは大変なのは分かってる。現象学の人達って凄い。

と書いている人に出会った。

人が考えることは皆似たようなもの。その中から原理、原則を抽出するのが哲学である。

(2)さて次は、志向性@現象学→身体・欲望・関心志向性@竹田青嗣→関心志向性@構造構成主義である。

関心相関性という概念装置(原理)を一言で表すならば「対象(事物)は関心と相関して現れる」ということになるが、もっと平たく言うと「事物の値打ち(価値)は人さまざま、その人の持っている身体(状況)・欲望・関心と相関的に定まる」ということだ。つまり、上の美人、ブスの議論対立の例で言えば、蓼食う虫も好き好き、その人の身体・欲望・関心のあり方によるという、これも極く当たり前の理屈に過ぎないのだ。

この関心相関性という原理が何の役に立つのかというと、「客観性という価値からの戦略的撤退」ツールとして役立つのである。

どういうことかというと、美人というものが客観的に定まると思うから不毛の議論になるのであって、ここは一旦「判断中止」して、双方がなぜそう美人と思うのかを考えよう(「還元」)、その還元の際に「客観性という価値からの戦略的撤退」ツールとして役立つのである。

すなわち、客観という価値はあり得ない、あり得ないけれども全ては相対的としてしまうとニヒリズムに陥り生産的な議論にはならない。そこで、関係者の関心相関性を吟味調整して妥当な結論に到達しようよということである。

なんのことはない、いつも会社で議論して結論に到達しようとしていることと同じである。各部門部署の立場・利害(すなわち関心相関性)の吟味調整を通じての結論到達というお定まりの手口なのだ(言うは易く行うは難し。会社では大抵、声の大きくておべんちゃらのうまい奴が勝つのだが)。

ということで、構造構成主義はここでも極く当たり前の理屈を主張しているに過ぎないことがわかった。

客観的な美人なんか存在しない、相互の関心相関性に基づいて妥当な美人が構成されるのである。ね。吉永小百合さん。

ちなみに、構造構成主義の主唱者たる西條剛央氏のブログで一時話題になったプロボクサー亀田問題のケーススタディをしているので参考まで→
これはすべてのことが,ぼくらがこういうもの抜きで,価値とか意義というものを汲み取ることはできないということを意識化するための原理でもある。言ってみれば,価値というものはどこかに転がっている絶対的なモノではなくて,自分の関心と相関的に立ち現れるという当たり前だけど,当たり前であるがゆえに,当然のごとく失念してしまうことを可視化する認識装置なのです。

「構造構成主義とは何か@コピペで綴る入門(2)ソシュールから構造主義科学論へ」に続く。

構造構成主義とは何か@コピペで綴る入門(1)判断中止→還元→関心相関性

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