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蟲師で詩歌のまぜごはん♪(@蟲師空間)


(*「蟲師空間」(2008年5月19日)に載せて頂いたものを、加筆修正したものです)


「蟲師」のタイトル等には、俳句の季語が使われているんだよーという話を聞きまして。
 興が湧いたので、詩歌や俳句や川柳など、傑作・拙作おりまぜてイロイロ寄せ集めてみましたv


 『やまねむる』
   山眠る 大きなことを一つ成し (水田むつみ)

 『春と嘯く』
   人恋し 灯ともしころを さくら散る (加家白雄)

 『雨がくる虹がたつ』
   人に会ふ 人は知らずに虹を負ひ (橋本多佳子)

 『鏡が淵』
   パッと目をひらくと 好きな人がいる (森中恵美子)

 『天辺の糸』
   満天の星です 嘘は言えません (藪内千代子)
 
 『花惑い』
   世の中は 地獄の上の 花見かな (一茶)

 『潮わく谷』
   種を蒔く 母の命をまくように (森中恵美子)

 『柔らかい角』
   限りなく降る雪 何をもたらすや (西東三鬼)

   母に抱かれて見ていた雪が まだ残り (岸本水府)


 私の中ではアニメのEDと、これらの句が結びついてるものがあります。
「春と嘯く」、「柔らかい角」、「やまねむる」などがそうですねー。
 中でも「春と…」は、あのピアノの旋律を聞くたびに、つい句を口ずさみたくなりますv


 『眇の魚』
   暗きより暗き道にぞ入りぬべき
      はるかに照らせ山の端の月 (和泉式部)

 『残り紅』
   消えやすき少年少女 影踏みあふ (中村苑子)

 『雷の袂』
   稲妻を 捕まえたがる子供かな (一茶)

 『籠の中』
   いづへにも行かぬ竹の子 薮の中  (三橋敏雄)

 『冬の底』
   源流の 溢るる光 山笑ふ  (井上藤)

 『香る闇』
   闇よりも花の霊気に踏み迷ふ (水田むつみ)

   何ごとも無かったように ともに老い (森脇幽香里)

   消えて行く 花の闇へとまた一人 (水田むつみ)


@@@@@@@@@@

 ところでギンコは、よく淡幽に旅先での話をしてあげてるようですが。
 彼女への恋心を自覚するにつれて、カメに沼へ突き落されたとか、蟲に土葬にされかけたとか、女性に宿へ引きずり込まれたなど、口にしたくない事柄が増えてたら面白いかも(笑)。


  仕事でのスカタン彼女はまだ知らず


 そんな彼が、ちゃんとプロポーズ出来る日は来るのでしょうか。酒の勢いで告ったはいいけど、


  そんなこと言ったか酔いの恐ろしさ (渡辺蓮夫)


 なんてしらばっくれたりしないでしょーねっ!?
(んな情けない事をしようものなら、おたまさんにホウキの柄でどつき回してもらわんと(大笑))


  恋をして 叱られること多くなり (大紅)


@@@@@@@@@@


 詩では、金子みすヾさんを連想させる作品が多い気がしてます。
 漆原先生と同郷だそうですが、ここからモチーフとってるのかしら。


 『天辺の糸』
   昼のお星はめにみえぬ。
   見えぬけれどもあるんだよ
   見えぬものでもあるんだよ
             (金子みすヾ)

 『雪の下』
  上の雪 寒かろな 冷たい月がさしてゐて
  下の雪 重かろな 何百人ものせてゐて
  中の雪 さみしかろな 空も地面も見えないで
             (金子みすヾ)

 『残り紅』
  どこへお嫁にいくのやら 静かな秋の暮れ方が
  きれいな紋つき着てました
             (金子みすゞ)

 『花惑い』
  年々歳々花相似たり 歳々年々人同じからず
             (劉廷芝)

 『草の茵』
  山の花には 静けさが染み込んでいる
  静けさと寂しさの違いを 知っているものの
  強さと 安らぎがある
             (星野富弘)
 

@@@@@@@@@@


 あと歌でも、「これ雰囲気がぴったりだよなー」と思ってるものがあります。


  ギンコ…コブクロ「ここにしかない花」

  ギンコ&淡幽…福山雅治「Squall]

  『花惑い』…元ちとせ「春のかたみ」

  『雨がくる虹がたつ』…爆風スランプ「Runner」

  『冬の底』…どんぐりころころ


 さて、最後に。
「蟲師」作品そのものに捧げる一句で、最もふさわしいのは、やはりこれではないかと思います。


  ひまもなき 焔のなかの苦しみも
         心おこせば 悟りにぞなる  (西行)


★おまけ

  言いますがあの珍品は俺のです (硯に棲む白)


@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@

【コメント】

★5/19 ギンコ母さん★

「聞きますが あの珍品は 安全なの?」と誰かさんが返しそうです♪(笑)

 いやぁ、お見事!さすが尾崎さまです♪
 中にはもう「そのもの」ってのもありますし~!
 金子みすヾさんの作品が直接のモチーフになっているかどうかは置いといても、
 同郷の人ならではの「共通の感覚」が確かにあるのでは。
 わたしは、「残り紅」の唄が愛らしくも奥深い感じがして好きです♪

 仕事でのスカタン・・・本格的にふたりが付き合ってると蟲師仲間に知れ渡ったら、
 みんなして虚さん便で「彼氏のスカタン」の数々、タレコミしたりして。(笑)
 ギンコって、すかしたツラで隠しているだけで、いろんな処でイロイロとしでかしてそうですもの。
 酔いに任せてプロポーズ、「おたま、お前も一緒にめんどーみてやるぅ~♪」なんて
 ほざいてた日にゃ、箒どころでは済みますまい。(笑)

 そして「Runner」、わたしも録画を見ながら歌っていました。(笑)
 あれはもう、虹郎のテーマですな♪
 どんぐりころころギンコロリ~♪・・・あんないい男がドンブリコしてくれるなら、ヌシになって沼の底で手薬煉ひいて待ち続けます♪


★5/20 尾崎芳枝★

☆ギンコ母サマv

「これほどの怒りに町医者『関係ねぇ』」──ヤバイです、化野先生が小島よしおになってます(笑)。

>同郷の人ならではの「共通の感覚」が確かにあるのでは。
 あ…それ、すごくうなづけるものがあります。
 漆原先生、金子みすヾさん、やはり同郷である宮本常一氏。
 少なくともこの御三方からは、共通した感性や、空気を感じるんですよ。

>「彼氏のスカタン」の数々、タレコミしたりして。(笑)
「あんな美人を独り占めしやがって!」と、野郎どもを敵にまわしちゃったらさぁ大変。

 西で女難に遭ってると聞けば 面白いから行って煽りたて

 タレコミにとどまらない可能性も大かと(大笑)。

>「おたま、お前も一緒にめんどーみてやるぅ~♪」
 どわーっ! 命知らずの大胆発言(爆笑)。
 あっでも、「酔い上戸がその人の本性だ」とゆー説が、もし当たってるとするならば。
 ギンコって根は人懐っこそうだし、たまに周囲がのけぞるような凄いこともやらかす男だし。

 理性が麻痺しちゃったら、そのくらいの暴挙をしでかしてもゲホゲホゲホ(←想像して咳き込んだ)。

>そして「Runner」
>あれはもう、虹郎のテーマですな♪

 このギンコ母さんの発言を御覧になった、全国の虹郎=前田剛さんファンが、そのうちどっかのイベントで、
「前田さ~ん! 爆風スランプ歌って下さい~っ!!」
 と大合唱し、
「俺とサンプラザ中野氏にどんな因果が!?」と激しく悩む前田さん…という一幕が拝めたら愉快だなぁぁ♪

蟲師で詩歌のまぜごはん♪(@蟲師空間)

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投稿者:
尾崎芳枝
  • 2008/10/29登録
  • 3842クリック

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