ニホンケイザイシンブン チョウカン イチメン シュンジュウ (2008ネン11ガツ6ニチヅケ)
日本経済新聞 朝刊 一面 春秋 (2008年11月6日付)
初めて新聞を読んで泣いたような気がする。まだ立つ人が疎らな地下鉄の車内で、座席に座りながら、いつものように一番最後に日経の一面にある春秋欄に目を通した。持ち上げていた新聞をおろすことが出来なかった。
その冒頭だけ記する。
“四人の若者が軽食用のカウンター席に腰を下ろした。黒人の大学生である。しかしそこは白人専用のいすだった。注文したコーヒーも供されず、罵声が飛んでつばを吐きかけられた。それでも四人はじっと耐え、教科書を読みふけった。”
同日付け総合面の記事(抜粋)を付記しておく。
“黒人大統領の誕生がいかに歴史的なことかは、数字が物語る。黒人は米人口の13.5%を占める。しかし、選挙前の政治勢力では、連邦下院議員は40人で約9%。上院議員は100人のうちオバマ氏のみ。50州のうち選挙で当選した知事はマサチューセッツ州のパトリック氏だけだ。閣僚もライス国務長官一人しかいない。選挙区が小さい下院では黒人住民が多い地域で勝てるが、白人が多数派となる州単位の上院・知事選では黒人の当選は極端に難しい。ましてや全米が対象の大統領選では不可能とみられていた。唯一、有望といわれたパウエル元国務長官は妻が暗殺を恐れて出馬を見送らせたといわれている。”
国際面の記事(抜粋)も。
“米国では国勢調査の際に「人種」の選択を迫られる。2000年の調査から「混血(マルチレイシャル)」という選択肢が登場、複数回答も可能になった。ただオバマ氏は演説などで「黒人」だと主張している。 (中略) 米国では「ワン・ドロップ・ルール(一滴主義)」という考え方があり、少しでも黒人の血が入っていれば黒人と見なされた。最高裁は1967年に一滴主義を違憲と判断したが、その後も、色の黒い人はたとえ混血であっても「白人」を選択しづらい状況にある。”
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コメント (4)
2008/11/06
メタボリカ 1776年、アメリカ建国以来初めての黒人大統領の誕生。正式な大統領就任は2009年1月20日。
2008/11/07
花野のK 私もこの記事、目をとめました。少しずつ、少しずつ。薄紙を、はがすように、アメリカも変っているってことを信じたいですね。
メタボリカ 花野のKさん、コメントありがとうございます。四月の旅人さんのKW、世界が投票する米大統領選のコメント欄にも書いたのですが、ブラッドレー効果だとか、単に大統領だからではなく黒人の大統領だから生命が脅かされる、そうしたことからの「チェンジ」がスタートしました。
メタボリカ 備忘録です。強弱の関係は主従の関係ではない。
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