スメタナ交響詩 《わが祖国》Ma Vlast(My Country)
「米大統領にオバマ氏」というニュースを聞いて以来、何故か、スメタナの「わが祖国」がむしょうに聴きたくなった。
この楽曲に出会ったのは、ある合唱の発表会のこと。「モルダウ」を聴いたのだった。この、メロディーに、いっぺんに虜になってしまった。それまで、私はこの作曲家について、何にも、知らなかったのだ。私は取り合えず、レコード店に行き、店頭にある「わが祖国」の2枚組のレコードを買い求めたのであった。(その、発表会のプログラムの解説によって、「モルダウ」はスメタナの交響詩≪わが祖国≫の中に第2曲目として収められているということを学んだのであった。25年前のことだった。
この、レコードで聴いた「モルダウ」は合唱の曲とは比べものにならない、ダイナミックな演奏であった。早速、テープに入れて、免許取り立ての、購入したばかりの、マイ・カー「スターレット」で来る日も、来る日も、通勤,帰宅途上で聞いていたものだった。私42歳だった。
♪♪♪「わが祖国」鑑賞メモ♪♪♪
≪わが祖国≫はチェコ国民楽派の父べドルジフ・スメタナ(1824~1884)が当時はまだオーストリア帝国の支配下にあったボヘミアの首府プラハ市に捧げたといわれる「名曲」である。全曲の初演は1882年。
《構成》
1、「高い城ーヴィシェフラド(Vysehrad)」ハープが美しく響く
2, 「モルダウ」 南ボヘミアのシュバマの森から流れ出て,北に向かって進み、プラハの市中を通り抜けて、やがて、エルベ川に合流するモルダウ。チェコ語ではヴルタヴァと呼ばれる、この、美しい川は、このスメタナによって、一躍有名になったのである。
3、「シャールカ (Sarka) 」 プラハの北方にある谷の名。恋人に裏切られて、全男性への復讐を誓った少女、シャールカの物語。スメタナはこの曲の注釈に「聴き手は各自の想像力を働かせて、この物語のあらすじを自由に補足して欲しい」と、述べているということである。
4,「ボヘミアの森と草原より」 ベートーヴェンの「田園」を彷彿とさせる曲
5、「ターボル」 ターボル(Tabor)は1415年に火あぶりの刑に処せられた偉大なヤン・フスの志をつぐ、チェコの宗教改革運動の重要な拠点となった南ボヘミアの街の名。モルダウと並んで、「わが祖国」の中での最も音楽的に充実した傑作にあげられている楽曲。
6、「プラーニーク」 スメタナが第5曲の「ターボル」と一緒に演奏される事を望んでいたという曲。フス教徒の革命を扱った作品。フィナーレには、第1曲の「ヴィシェフラド」の主題が形を変えて再現し、チェコ人の幸福な輝かしい未来を暗示している。
♪♪♪≪演奏≫♪♪
チェコ・フィルハーモニー管弦楽団
指揮・ヴァーツラフ・ノイマン(1920/プラハに生まれる)
1975・10 録音 1983・9 購入
この「わが祖国」を聴きながら、この記事を書いていたら、プラハを旅してみたくなってきた。ほんとに。真剣に考えてみようっと、、、。
- 2008/11/17更新
- 2008/11/17登録
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